第18話伝説にて
それが、本人にばれるんじゃないかという話だ
それはそうとして、「清明の娘」今も生きていて、御三家の一つを牛耳っている
四国「皆雲家」には、千年前から生きてる連中のいる「本家」と
人の骨から作られた「分家」がいるという噂だ
特に、「本家」のほうは、超常的であり、かつ千年も生きるということをやってのけるという
存在自体が伝説級である
「どうする?一応未来ではへいきそうだったぞ」
「そりゃ、お前の母さんだからなー子供に平気そうな顔しかできんだろ
まさか、まさか」
その先は何も言わなくてもわかった
だから沈黙する
インカムの男の依頼―それは並行世界になることをわかったうえで変えてほしいとのことだった
それが、自分の罪を洗い流せるゆういつの方法とも、、、
つまりはそういうことだ
特殊な術「鬼の秘術」を弾丸に入れてもーー普通の人間なら死体の骨に入れない限り
必ず、体内の臓器や、骨そのものに異常が出てよくて重症悪くて死亡がせいぜい
だが、--「「体内」に「対応する「臓器」を持つものはどうなる」
そうーーー
「、、、母さんは運が悪かった、、、そもそも、女の遺伝子なら、、、それまでの生活を変えることもなかったかもしれない
それに、「女」なら早く気づけたはずだ――気づいて、、、対処ができた」
それに、ゆっくりと返す――親友のみに通じる、、重い、、重い、間だ
「対処できていたらどうなっていたんだよ、お前の想像通りの対処法なら
お前はこの世にいないだろ」
そう、3か月といっても―その間なら、特に一か月なら対処可能だ
それは、この世で最も哀しい手術ーー、、、中絶手術
「でも、俺はそれでよかったと思ってるよそりや、、、お前の母さんの苦労を知らねえわけじゃねえよ
望んで結婚した、うちでさえそうだったんだからーそうじゃないお前の家はとくにだろうな、でも、そうしなければお前に会えてなかった、、、お前の母さんにも会えてなかった、、、この場所にいることもなかった、そうだろ」
それにーである今回の<時空震>これはチャンスなのだ
なにがって、「上書き系」の場合ーつらい過去は消えても、いい思い出も消えるし――何より親友が消える、、いい思い出という、親友の母と親友が遊んだり
ご飯食べたりした記憶が消える
だが「並行世界」になるのなら、「ハッピーエンド」で、「しかも親友が消えない」でないか
それならである、実際何の解決にもならないーこんなのをやったところで、所詮は並行世界になるだけだ
親友の母がつらい思いをしたそれは必ず残ってるーーだけど、それは、、、起きてしまったことはどうしようもない
並行世界にして―元の世界と半ばで同じな子を救ったということにしなければならないほど
二人は救いを求めていた
結局は自己満足、結局は自己納得、こんなことをして並行世界になっても親友の母が、、、母の運命が何も変わらない以上、きっと、背負分ければイケナイのだろう
だが、何より主人公は――親友に罪の意識を持ってほしくなかった
親友は、半分式神であり――、、黒死の弾丸は、「使い捨ての式神」を一体ずつ弾丸に入れていた
どれほど絶望しただろうー自分のせいだとー弾丸に込められた式神と術どれがけても成立しなかった、、、狙撃であればなおのこと
なおのこと罪の意識を持ってしまう
確かに、それは―十字架なのかもしれないーー、、一生をかけて支払うべき罪なのかもしれない
だけど、もう、--許されていいんじゃないか、、、親友は10歳のころ記憶がよみがえってからその罪を背負ってる
親友もわかってるのだ――自分の母親が、、、謝罪をしてくれと実の息子に本気で頼むような奴じゃないってことに
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