第12話人形vsロボ

誤算だったのは、そう、「松山みさと」という女が作り上げたこの実験場にして住処の西洋風の屋敷に住み着いてる――存在がいたこと


彼らの望みは繁栄と栄光ーーそして、骨で作られし、秘術でもって作られた体を持つ彼らはろぼを敵と認識した


わぁわぁとたくさんの人が、今や学校となってる空間に逃げ込んだ


<亜空>そう、人形どもにとってこの屋敷は結節点


ーーーなんの、?それは<亜空>と呼ばれる別な空間にあるもう一つの屋敷

そこを拠点としているのだが、結節点がこちら側にあるため


屋敷を破壊されると困るのだ、逆に屋敷を破壊しようとさえしなければあまり干渉してこない


どんな目的があって、何のためになど知ったこっちゃいない

ーーいま、ロボは、この屋敷に害を与えようとしている


動く理由などそれだけで十分だった

そして、<亜空>という空間は屋敷と屋敷の周り、森ーー崖、少しの海である


そう、屋敷の周りにうろついてくるそれを、森と崖の段階で殺すのはわけない

近づけさせない


ーー屋敷の上側には、スナイパーの銃を持つ人形がいる

一撃

2撃――彼らはすぐにこいつらは仲間をかばう脳みそがないことに気づくこと


足や腕を狙い―救助に手間取らせる戦いから、一発でどたまを打ち抜くやり方に変えた

ターーん、たーーん、、、ロボが倒れていく


人ごみの中にロボはいないーなぜなら、人ごみの中では暗殺者の人形が動くから


人の服を着て――左手にナイフを持ち、刺す

毒がそうそうに通じないとわかると、、、首を外す、、、、目をつぶす

何でもありだ


ただ――もう生かしはしない、、、殺すせんっめつするという思いで動いている


日本人形


それにたいし、まるでゾンビのような緩慢な動きで―量で圧倒してくる相手


だが、、、いったん人混みが消えた

暗殺者人形が<亜空>へと消える


ゆっくりと近づいてーー刃をのどに詰めらせた

「ちぇすとおおおおおおおおおお」

示現流の大上段からの一撃

集団での突進力

そして、槍隊のリーチの長さ


すべてにおいて、、、、ロボをあっとうする


彼らは暗殺者ではないーー彼らはぼうえいいんだ

「かかれーーー」

「きええええええええええ」

どこまでも、どこまでも一人も残さずつぶしていく


逃げようものなら<亜空>を通り森の中に入った銃使いと<暗殺者>が必ず仕留める

それは一つの軍隊

「人形の軍隊」

一個の軍団を前に、駆られていくしかないロボだが、、、他ではどうなのか

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る