応援コメント

磨りガラスの向こう側」への応援コメント

  •  白く濁された、輪郭の無い色の塊。
     揺れ動くたびにもどかしく、
     部屋の狭さを息苦しいものにしている。

     息を止めて、窓を一気に開けば、
     ぱぁ~~~っと広がる白い浜、青い海。

     駆けだして波を蹴れば、頬にしぶくが掛かる。
     服を着たまま、ばっじゃ~んと飛び込み仰向けに見上げれば、
     空と海の境でぐみゃぐみゃ歪み揺れる白い月。

     かぁーーーと照りつける日差しが、
     淡い青色が、僕の奥底まで届く。


     夏、真っ盛り。みたいなぁ~。

    作者からの返信

    パパスリアさん、ありがとうございます。

    良いですね〜。
    解放感があって、波のしぶきや照りつける夏の日差しに空と海の景色も鮮明に見える。
    心が軽くなるような詩ですね。


    日常から抜け出して、纏わり付いていたものも取っ払って、自分だけになる。
    自分のだけの(又は言葉の)世界という海に潜っていく、深化していく。
    解放と深化。
    海の底に自分だけ。漂うだけ。
    それが心地良い。
    日常の中で荒れていた心の波も鎮まっていく。

    自分の中に沈んでいくような、どちらかというと凄く静かな、内向きな空気感の詩でした。

    なので、パパスリアさんの日差しに照らされた、景色も心も解放的なイメージが見えてくる詩は救いのように感じられました。
    対照的なようで、どこか共通している。
    そんな不思議な感覚もあって面白いです。

    編集済