第8話 起床から朝食
残った一体は、親父の研究室に保管されることになった。
あったのか、そんなの・・
で、翌朝となるわけだが、早くも名前による個性が出てきたわけで・・・
「やっくん、朝だよ。ジョギングに行こう」
その呼び方は、のぞみか・・・
「のぞみちゃん、今、何時だ?」
「ちゃんは、いいよ。5時だよ」
「5時?」
「さあ、朝飯までジョギングだよ。」
「いきなりは、死ぬ」
「大丈夫だよ。抑えるから」
「抑えるって」
こうして、のぞみとジョギングすることになった。
格好は、パンツルックにショートヘアー。
ボーイッシュだな・・・
で、7時まで付き添わされた。
「もう、だめ。死ぬ」
「やっくん、お疲れ。明日もがんばろうね」
覚悟を決めたほうがいいみたい。
「やすひこさま。お疲れ様でした。
朝食の用意が出来ております」
はるかか・・・
和服に身を包んでいる。
髪は、ロングヘアーだが束ねている。
巫女みたいだな。
「朝食は、毎日私が、ご用意いたします」
「あっ、どうもありがと」
「お礼なんて・・・もったいないです」
疲れきっていたが、後にしてくれとは言えない。
いただくことにしたが・・・
「おにいちゃん、先にせりと、汗をながそ」
せりか・・・
背が縮んでいるようだが・・・
髪はセミロングか・・・
「アンドロイドが、水は大丈夫なのか?」
「平気だよ・・・あっ」
こけた。
手を差し出して、助け起こす。
「やすひこさま。先に汗を流してきて下さい。
朝食は、あらためておつくりいたします」
「いいよ。それで・・・」
「よくありません。やすひこさまには、温かい料理を召し上がっていただきたいのです」
こうして、朝食までの時間を過ごす事になる。
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