第9話 朝食から昼食
「ごちそうさま。美味しかったよ」
「お粗末さまでございます。明日も、よろしくお願いしたします」
「いえ、こちらこそ・・・」
はるかは、さがっていった。
アンドロイドは、人間の食事はしない。
なので、食事は僕ひとりぶんでいいのだが・・・
親父は、会社へ戻った。
さてと、これからどうする?
僕は現在、自宅療養の身。
学校は休学状態。
「やすませないよ。やすひこくん」
「ひまわり?」
髪はポニーに束ねている。
ひらひらのミニスカート。
格好だけなら、タイプだが・・・
「昼食までは、お勉強の時間だよ」
「だれが教える?」
「お姉さんが、教えてあげる」
「お姉さん?」
「うん。君は弟みたいなものだから」
「それで?」
「弟の面倒をみるのは、お姉さんの勤め」
こうして、ひまわりに勉強を教わる。
すごく、わかりやすい。
本当にお姉ちゃんがいたら、こんな感じだったかな・・・
「やすひこくん、よそみしないの」
「はい。ひまわり先生」
「よろしい」
頭を撫でなれる。
でも、悪い気がしないな・・・
で、昼食だが・・・
「やすひこくん、昼食ができたよ」
ことみ?
髪はツインテールだな・・・
スカートは膝までか・・・
「私、やすひこくんのために、がんばってつくったよ」
食卓には、お好み焼き?
「やすひこくんの、恋人になるために、がんばって作る」
「期待してろよ・・・」
「ありがとう。やすひこくん。ポイントアップと・・・」
いや、決めなくていい・・・
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