第6話 のぞみとまや
「なあ、親父」
「どうした?」
「サンプルということは、研修させるんだよな」
「ああ、そうだ」
「期間は?」
「1年」
長いような、短いような・・・
6人目か・・・
のぞみにしようと・・・
のぞみと・・・
「ヤッホー、やっくん」
「やっくん?」
「ぼくがのぞみ。いい名前をありがとう」
ぼく女になった・・・
「ぼく、スポーツが好きなんだ。やっくんも、やろう」
「俺は、運動は・・・」
「大丈夫、ぼくが教えてあげるよ。早く行こう」
せわしない子だ。
「少し待っててくれ。他の子も決める」
「OK,早くね」
そわそわしている。
「たいくつだから、そのへん走ってくるね」
「その格好で」
「ぼくは、気にしないよ」
周りがきにします。
・・・って、もういないし・・・
7人目は・・・
まやにしようと・・・
まや・・・と・・・
「やすひこくん」
「はい」
なんだ?とても強気だな・・・
「そんな、しけた顔しないの」
「生まれつきだ」
「だめ。もっとポジティブになりなさい」
「いきなりは・・・」
「わかった?」
「はい」
とても、お姉さん的だ・・・
でも、逆らわない方がよさそうだ。
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