第55話ガガでの装備の調整


 ガガに滞在して一ヶ月。名残惜しいけどそろそろ移動しましょうかね。


「あのーレイ様」

「どうしたの恥ずかしい顔して」


「そのですね、体が成長して服がキツイので新調していただけないかと。」


 なんということでしょう、匠の技によりアメジットは身長が170cm付近、モデルのような体型になっていたのです。わーお。前買ったのが164くらいだからそりゃ小さくなるわ。


「その体で大の男より力出るんだから魔法って不思議だよ」


「魔力転換の上に身体向上が重ねがけ出来ますからね……」


 アメジットは全属性使えるので当然のごとく無属性も扱えるし、変性属性も扱えるのだよ。


 変性は無色なんだけど、無色は他にも幻惑や召喚、精神など、割と種類があって、系統別に適性があるよ、アメジットは特別だけど。


「まあ後天的にお狐族になった私のほうが不思議だよね。おっと話しが長くなった、早速買いに行こうか。」


 わちゃわちゃ


 いやレイ様これはさすがに


 わいわい


 どうよこれ

 レイ様の買い物に来たわけでは……


「やっぱ中古はいいのないね、新品仕立てようよ。恐れ多いとかいう仲じゃもうないんだしさ」


「……そうですね、ありがたく新品仕立てていただきます。」


 そこら辺の仕立屋さんに参りまして


「まいどー金貨10枚でこの冒険者の私服仕立てたいんだけど」


「あら、あーら、これはこれはかわいい子狐ちゃんとご主人のにんげんでござんすか」


「うんまあ関係は置いておいて、10枚で3枚くらいどうにかできないかな。あーこのアメジットのマキシワンピースを売る代わりにサガット魔導繊維のマキシワンピ作れない?もう足が出ちゃうんだよ。晩餐会行けるレベルでお願い」


「あらららら凄いお客様でござんすね。10枚で3枚、質の良い私服なら作れるでござんすが、いくらこの絹の素材といってもこれの代わりというのはむずかしいでござんすね。売らないで着色してひざ下までカットしてワンピースにしちゃったほうが良いでござんす。サガット繊維だと、きぬーんという魔道合成繊維が最近開発されたでござんすよ、絹っぽくてでも今までの合成繊維みたくテカり過ぎない、晩餐会でもだいじょうぶな繊維でござんす」


「じゃあそれでいきましょう、100金貨もあれば大丈夫かな」


「十分すぎるくらいでござんす、力を尽くして作るでござんすよ。」


 というわけでアメジットは衣服ほとんど引っぺがされて採寸され、詳細を詰めて新品服の製作開始。正確に測ったら、身長が私と23cm差くらいあったな……

 5着作るので針子が足りない。ので、他の店から呼ぶそうです。半月はかかるかなー。


 その間に金貨100枚を用意すべく我々は狩猟と採取、ダンジョンの魔石拾いへ。

 どれも私が熟練レベルに達しているので売却価格が高い!

 後アメジットはその魔法力を買われて香辛料栽培のお手伝いをしていました。レインとかで水やったり、肥料作成クリエイト・フェルチライザーとかで肥料作ったりしてた。植物栽培のスキルも高いしね。


 ダンジョンは宝箱あるわけでもないので間引くだけですね。

 出現するのは石化が怖いコカトリスですが、石化耐性のあるポーションを事前に飲んでおけば防げるし(配布して貰える)、石化くらっても一瞬で石化するわけでもないのでわりかしスムーズに処理できました。

 最悪チャクラで治せる。リー先生様様。


 しかし教えてもらった無属性魔法速射砲ラピッドファイアは使えるなー。

 反動はあるけれど魔力込めればいくらでも強くできるし、威力ほどほどなら連射力も高いし速度もある。魔導経路使うから消費MPも少ない。

 さすがこゃこゃ様だわ。ボウガンちゃん息してない……


 そういえばコカトリスに剣の攻撃を当てたんだけど、私が軽すぎて攻撃があまり入らなかったので、私も胸甲鎧を作製してもらうことにしました。

 少しでも重くせねば。代わりに動きづらく、そして音が鳴っちゃうので、行軍と歩行力、スタミナに積載強化、そして忍び足のスキル上げないとねー。


 野蛮な活動ばかりしていても駄目なので、時折バザール名物『時間貸の立ち本屋』によってまだ持っていないスキルのお勉強も。

 道具知識と魔導具知識はそれなりに覚えた。操作は実際にやらないと覚えないよね、ということで無理に野営を行っていじり倒しました。


 ただ、オーブが魔導具なんで魔導具操作は確認してみたらLv9で、魔導具の練習してたらオーブの熟練スキルに合体されたわ。


 あの高火力の炎が出る魔導具、パワーの源に使用者のMP使っているっぽくて、使い終わったらヘロヘロになって御飯食べられなかった……

 練習終わったら実際の使用はアメジットに任せよう。


 全然使っていなかったランタンとかカンテラとかも使用してしこしことスキルLvあげ。凄い明るいライトオーブじゃないから暗視もあがるし一石二鳥。



 なんか地味にスローライフを送った後に100金貨と胸甲鎧の金貨を貯めたのでお支払い。

 きぬーんマキシワンピと私の胸甲鎧(筋肉の彫刻入り)を手にれました。次の大きな街まで行ったら胸甲鎧は買い換えよう(なんでだー!(大胸筋ピクッピク))


 色々買い換えたしスキル上げたし、少し整理してみましょう、冒険者ギルドに行ってカード参照っと。


 ―――――――――――――――――――――

 レイ サカキ王国の君主・オーブの狩人・アメジットのお友達

 二つ名 冒険君主

 Lv27

 HP236

 MP71

 STR131

 DEX171 

 VIT118

 INT112 (魔力としての)

 WIL106

 CHA55 (第一印象に+6ボーナス)



 スキル

 剣使いLv9 短槍使いLv4

 タイキョック剣Lv8 気功Lv8


 生活魔法 上級生活魔法

 魔力転換Lv7  魔力操作Lv7 魔力経路Lv5


 言語学Lv9 魔導学Lv5 生物学Lv5 鉱物学Lv5


 交渉Lv7 知識Lv9 

 ぺっらぺらな世界標準語 ペラペラなサガット語とブキョー語とサンクチュバリヌス語 日常会話が出来る大体の言語


 睡眠耐性Lv9 疲労耐性Lv9 空腹耐性Lv6 悪臭耐性Lv6 暗視Lv8 歩行力Lv8 根性Lv7 忍耐Lv7 

 忍び足Lv7 ダッシュLv6 スタミナLv7 行軍Lv6料理Lv5


 罠解除Lv7 解体作業Lv7 積載増加Lv7

 肉体強化Lv8(ステ全てに+19) 肉体コントロールLv8(STR,DEX,VITに+30)


 動物調教Lv7


 道具使用Lv5 魔導具使用Lv9→合体→オーブの熟練者Lv+1 機械操作Lv1


 お狐第六感Lv9 お狐耳センサーLv9

 お狐鼻センサーLv9 お狐の目Lv9

 お狐動体視力Lv9 お狐の疾走Lv9

 お狐バランス感覚Lv9


 採掘術Lv5


 オーブ・魔導具の熟練者Lv3 魔導具使用合体により名前変更

 無属性を操るものLv2

 薬草を知る者Lv1

 狩人Lv4



 めくりLv7 しがみつきLv7

 急所狙いLv7 練気Lv7

 受け流しLv7 バランス感覚Lv7


 ユニーク(カード表示不可能)

 お狐族 お狐の身体 お狐の機智 毎日少しの努力が出来る子


 E古代のバトルスーツ

 E4種合金胸甲鎧(筋肉の彫刻入り)

 Eレアバイソブー革で補強されたブリガンティン式の四肢防具(静音のチェインメイル巻き付き)

 Eエルブンショートソード(筋肉の彫刻あり)

 リュックサック(30L、ぶら下げられる部位いっぱい)

 マジックベルトポーチ(小さいベルトポーチ、肩掛けにしている。空間拡張、小さいポーチの中に中身25Lの空間が入ってる)

 マジックヒップポーチ(小さいヒップポーチ、空間拡張、同上中身40L、)

 マジック肩掛けポシェット(一般的サイズのポシェット、空間拡張、同上中身40L、入れたものの見かけの重量半分)

 異次元肩掛けバック (異次元収納 中身1000L重量制限250kg、重量常に500g、時の早さ1/3、リュックサックに隠してる)

 ポーション、小銭などが入ったベルトポーチ群

 晩餐会に行ける絹のマキシワンピース(レイのもの)

 高級なワンピース(レイのもの)

 宝石付アクセサリー(レイのもの)

 質の大変良い野営装備

 冒険装備一式

 折りたためる3M20cmの棒

 止め刺し用ナイフ

 大型マチェット

 各種ナイフ

 レイの私物いっぱい(そろそろ処分しろと言われている)

 なんか凄いブレード(持て余してる)

 ボウガン(持て余してる)

 ポニーのパール君ライト君と4輪カートの軽量2頭立て魔導馬車


 ―――――――――――――――――――――




 ―――――――――――――――――――――

 アメジット レイのお友達


 Lv35

 HP1200

 MP1000

 STR780

 DEX900

 VIT780

 INT960

 WIL2000

 CHA450

(いずれも潜在能力で、実数値は見えてない)

(アメジットによる解説:カード上では隠蔽魔法によってLv25全部130くらいに見えるようになってます。)

 スキル

 剣使いLv9

 槍使いLv9

 全属性魔法Lv9

 従士Lv9

 平々凡々なスキル群

(全部偽装)


 ユニーク及び隠蔽中(カード表示不可能)

 神に祝福されし娘 超幸運 オールスキル 超成長 神の加護 編集者Lv10


 装備


 E希薄のクローク

 E古代のサイクリングスーツ

 E4種合金胸甲鎧(筋肉の彫刻入り)

 Eレアバイソブー革で補強されたブリガンティン式の四肢防具

 Eロングソード+1

 Eエルブン槍(筋肉の彫刻あり)

 E軽く引けるボウガン

 晩餐会に行けるきぬーんのマキシワンピース(アメジットのもの)

 ささやかな宝石付アクセサリー(アメジットのもの)

 旅人のバックパック(両側に30L袋2つ、中央に150L袋1つ、異次元空間収納)

 ポーション、小銭などが入ったベルトポーチ群

 予備の野営セット

 冒険装備一式

 各種ナイフ

 なんか凄いブレード(持て余してる)

 赤い絹のワンピース

 アメジットの綺麗な私服

 ――――――――――――――――――――――――


 うん、こんなもんかな。変な二つ名がついてる。


 次はドワーフの街でも行ってみようか。このブレードどうにかしてくれるかもしれない。

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