第44話時代は筋肉だ!!

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 レイ オーブ使い兼魔法剣士


 Lv23

 HP222

 MP69

 STR109

 DEX145 

 VIT94

 INT94 (魔力としての)

 WIL90

 CHA53 (第一印象に+5ボーナス)



 スキル

 オーブ使いLv9 剣使いLv7 短槍使いLv4

 タイキョック剣Lv6 気功Lv6


 無属性魔法Lv8 生活魔法 上級生活魔法

 魔力転換Lv5  魔力操作Lv5 魔力経路Lv1


 言語学Lv6 魔導学Lv3 薬草学Lv9 生物学Lv3 鉱物学Lv2

 交渉Lv5 知識Lv7 

 世界標準語 ペラペラなサガット語とブキョー語とサンクチュバリヌス語


 睡眠耐性Lv7 疲労耐性Lv7 空腹耐性Lv3 悪臭耐性Lv5 暗視Lv6 歩行力Lv7 根性Lv5 忍耐Lv5 

 忍び足Lv5 ダッシュLv5 スタミナLv5 行軍Lv5


 罠解除Lv5 解体作業Lv6 積載増加Lv6

 肉体強化Lv7(ステ全てに+16) 肉体コントロールLv5(STR,DEX,VITに+18)


 動物調教Lv5


 お狐第六感Lv7 お狐耳センサーLv7

 お狐鼻センサーLv7 お狐の目Lv7

 お狐動体視力Lv7 お狐の疾走Lv7

 お狐バランス感覚Lv7


 狩猟術Lv5 採掘術Lv3


 熟練採取人Lv4


 めくりLv5 しがみつきLv5

 急所狙いLv5 練気Lv2

 受け流しLv5 バランス感覚Lv7


 装備

 Eバデッドアーマー

 Eレアバイソブー革で補強されたブリガンティン防具一式

 Eドワーフ鋼のショートソード(曲がってる) 

 リュックサック(30L、ぶら下げられる部位いっぱい)

 マジックポーチ(25L)

 マジックポーチ(40L)

 マジックポシェット(40L、見かけの重量半分)

 ポーション、小銭などが入ったベルトポーチ

 冒険装備一式

 止め刺し用ナイフ

 大型マチェット

 各種ナイフ


 ポニーのパール君ライト君と4輪カートの軽量2頭立て魔導馬車


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 アメジット 神に祝福されし娘


 Lv26

 HP600

 MP400

 STR320

 DEX400

 VIT280

 INT360

 WIL600

 CHA200

(いずれも潜在能力)


 スキル

 超幸運 オールスキル 超成長 神の加護


 装備


 E希薄のクローク

 Eバデッドアーマー

 Eレアバイソブー革で補強されたブリガンティン防具一式

 Eロングソード+1

 晩餐会に行ける絹のマキシワンピース(レイのもの)

 高級なワンピース(レイのもの)

 宝石付アクセサリー(レイのもの)

 旅人のバックパック(両側に30L袋2つ、中央に150L袋1つ、異次元空間収納)

 ポーション、小銭などが入ったベルトポーチ

 質の良い野営装備

 冒険装備一式

 各種ナイフ

 レイの私物いっぱい

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 アメジットの成長速度半端ないな。もう20の壁突破して25の崖よじ登ってる。

 私は順当か。あ、武器を直さないといかんなー




「というわけで私は武器を作るから、絹じゃなくていいので晩餐会に出られるマキシワンピ作ってきなさい。あーでもここだとサガットのような魔導繊維とかないか。やっぱ絹かな」


「従士が晩餐会に出るものなんでしょうか…… 」


「狐の直感が働いてるけど、絶対あなたのほうが主役になるから。ファンタスティックダンジョンで稼いだ金貨で作っちゃいなさいよ」


「わかりました。」


 というわけで私は武器を作りまーす。コンシュルジュからご紹介に預かった『エルブン工房剛えるぶんこうぼうたけし』で、エルブン鋼を使った剣を作ってもらうことに。

 おじゃましまー……オゥフ


「エルフが筋肉ムキムキだとなかなかハードな絵面になりますねえ……」


 大胸筋ピクッピク


「エルフが!(ポージング)

 もやし男のみだと!(またポージング)

 誰が決めた!(フィニッシュポージング)」


「まあそれは確かに。」


「時代は筋肉だ!!(エメラルドポージング)」


 筋肉に脅されながら手を採寸されて細々とした仕様を決めて作成開始。

 ここで防具の補修強化を行うことももちろん出来ると言われたので、真っ先に消音のチェインメイルを改修してもらうことにしました。


 私が着る装備はSSサイズ亜人仕様ですが、このチェインメイルはLLサイズトゥルーヒューマン仕様だったんですよね。だぼだぼ。しっぽが出せなくて窮屈。すっげーデカイからね私のしっぽ。漫画しっぽ。


 膝下までだらんと伸びていた部分を腰までの長さに裁断、あと萌え袖状態になっていた上腕部も手首までで裁断。

 切って出てきた端切?は太ももに巻きつける形で再利用。それでも残るのでアメジットの急所部分に取り付けました。


 私はとにかく、猛スピードで走る、すばやく動く、これが最大の武器なので、膝下まで覆うホーバーク状態はちょっと不便すぎたんです。

 着脱しにくくなっても足に巻き付けちゃったほうが良い。

 足を最大限広げられるからね。

 一応裏に布で当て物をしております。縫い付けちゃってある。


 萌え袖状態は危険。つーか萌袖よりももっともっとチェインメイルのほうが長くてダボダボしてたからね。手の甲を覆うガントレットにも出来たけど、

 手首より先は気功掌やディメ略を撃つ『繊細な武器』なので覆いませんでした。

 手先を切られると指は飛ばされるし武器が持てなくなるから、覆う防具ほしい。かと言ってチェインメイル程度でも邪魔だし。

 なんか良いのないかねー。

 ま、今回はこれくらいかな。頼んだよー。



 さて、今泊まっているところは1日90銀貨もする高級お宿なのでぼんやり待っているわけにも行きません。狩猟でもして稼ぎましょう。

 採取は固定買い取り見たけど、大して基礎の値段が良いやつがなかった。いくら熟練採取でも基礎の値段がある程度ないとねー。



 近隣に生息していて、単価が高かかったのが『ワイルドイノブタ』というイノシシ系動物。

 1頭大体10金貨。皮は取らないらしく、肉が売れるそうです。大体の肉部位が食べられるんだってさ。


 大きいのが特徴で、あまりにも大きいと魔物認定されるそう。つまりはデカイんだネ。

 普通にのイノシシでもでかいとかなり厄介なのに、それがでかいのかー。でかいデカイDEKAI。


 ま、やるだけやってみましょう。うまくいけば10日分のお金が手に入る。


 イノシシは専ら薮や森林の中に生息するので、そういうところを練り歩きます。デカければ重量あるので音でわかるはず。

 アメジットも索敵魔法駆使して援護します。すべての魔法が使えるのはずるい気がするけど、アメジットの強みだからね。

 アクティブソナーに近いですねこの魔法って言ってたけどちょっとよくわからない。


 む、いますね大型の生物。忍び寄ります。そろり、そろり。

 熊だった逃げろー!!気が付かれていないので逃げ切れました。


 気を取り直して次の獲物。大きいイノシシでした。しがみついて首刈りが出来ないのでアメジットの物理の一撃とディメ略カッターで頭割ってお持ち帰り。大きかったので2金貨でした。



 イノシシでも流石に食えない部分はあるんですけど、ここでは売れます、なぜならスラムがあるから。

 サガットやブキョーは統治が行き届いていて、スラムらしいスラムがなかったんですよねー。


 二束三文にしかならなくてもいいや。いっぱい食べて生き抜けよー。

 にそくさんもんってすごいことばですよね、2たば3『銅』貨ですからね。どんだけー。今どき銅貨使う国あるんでしょうか。


 薮や森林を探したけど普通動物しか見つからず、それを狩ってその日暮らし。

 手持ち資金はまあまああるけどね。ワイルドイノブタは結構アンコモンな存在なのかな。


 で、まあ見つけました、ワイルドイノブタ。子供引き連れて藪を歩いてた。


「アメジット、あれ『全部』殺せる?」


「え、全部ですか、うり坊もですか?」


「もちろん。」


「全部、全部…… 。」


「顔真っ青やで。アメジットは優しいね。でもそれじゃ駄目なときもあるからね、覚悟しておいてね」


「はい…… 」


「もちろん今回はワイルドイノブタ見逃します。あんな小さい子供だけじゃ生き延びられないからね。イノブタ大きくもないし。イノシシと比べるとデカイけどさあ」


「そうですか、よかった…… 。」


 アメジット農民出身な割には結構死生観が近代的なんだよね、なんでだろう。ブキョーの国のおかげ?


 その数日後に単独の大きなワイルドイノブタを発見し狩猟。突進してくるのを利用し、硬化エネルギーオーブを連続で額にぶち当てて頭蓋骨を割り脳みそをぐちゃるという狩猟方法でした。

 持ち帰るのに難儀しましたが、10金貨げーっと。


 バージョン4ブロック3のオーブは強い。本当アメジットのおかげで便利になった。

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