第41話幸運なことに
「え、Lv9くらいまでが限界? 」
「はい、熟練になるのは難しいようです……」
なんとまあオールスキル持ちの弱点が発覚したよ。そっかーアレだけ成長速度が早くても、熟練などの上位スキルに置き換わりがないのか。
「まあそれでも生活していけるよね。限界突破なんて荒業もあるけど、アメジットなら自分でできるでしょう」
「か、可能なら!可能なら……一緒に限界突破の旅をさせていただきたいのですが、おこがましいですよね……」
「いやー?魔法の品に熟練になるアイテムとかあるみたいだから、そういうの入手する旅も面白いんじゃないかな。一緒に頑張ってみようか」
「!! 本当ですか、ありがとうございます!(ありがとうございます神様! )」
ま、旅は道連れ世は情けだよ。
幸いなことに、勉学の方は上限がなかった、もしくは上限がもっと上の方だったので大学には在学させました。ブキョーの全てを吸い取ってしまいなさい。
そんなこんなで半年、無事大学を卒業。最終的に魔法はLv7くらい、知識は恐らく上位スキルの知識の泉、専門知識がLv7くらいにまで成長しました。
戦闘関連は対魔物系の道場に師事して、槍と剣とボウガンが多分Lv6~7くらいかな。リー先生の気孔道場にも通って、チャクラなどの技と共に気功を会得させました。
武器知識もすごいからねリー先生。そういうのも吸わせといた。
超特急で超過密スケジュールなのにそれをこなしたアメジットは偉いね。
私の方は必死で稼いだこともあってこんな感じですね。
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レイ オーブ使い兼魔法剣士
Lv22
HP212
MP69
STR100
DEX136
VIT86
INT90 (魔力としての)
WIL86
CHA53 (第一印象に+5ボーナス)
スキル
オーブ使いLv8→9 剣使いLv7 短槍使いLv4
タイキョック剣Lv5→6 気功Lv5→6
無属性魔法Lv7→8 生活魔法 上級生活魔法
魔力転換Lv4→5 魔力操作Lv4→5 魔力経路Lv0→1
言語学Lv6 魔導学Lv3 薬草学Lv9 生物学Lv3 鉱物学Lv2
交渉Lv4→5 知識Lv7
世界標準語 ペラペラなサガット語とブキョー語サンクチュバリヌス語
睡眠耐性Lv6→7 疲労耐性Lv6→7 空腹耐性Lv2 悪臭耐性Lv5 暗視Lv5 歩行力Lv6→7 根性Lv5 忍耐Lv5
忍び足Lv3→5 ダッシュLv3→5 スタミナLv3→5 行軍Lv3→5
罠解除Lv3 解体作業Lv5→6 積載増加Lv6
肉体強化Lv6→7(ステ全てに+16) 肉体コントロールLv3→4(STR,DEX,VITに+12)
動物調教Lv3→5
お狐第六感Lv6→7 お狐耳センサーLv6→7
お狐鼻センサーLv5→7 お狐の目Lv4→7
お狐動体視力Lv4→7 お狐の疾走Lv6→7
お狐バランス感覚Lv6→7
狩猟術Lv4→5 採掘術Lv3
熟練採取人Lv3→4
めくりLv3→5 しがみつきLv3→5 急所狙いLv3→5
受け流しLv3→5 バランス感覚Lv5→7
―――――――――――――――――――――
まあ順当かな。1年稼ぐために出来ること全てやってたからね。お狐シリーズが7で揃いましたね。本はあまり読めなかったからそこら辺は変化なし。
サンクチュバリヌス語は苦労して取得しましたよ。これであっち行っても大丈夫!
今はカリブーンも比較的楽に狩れてます、雷撃オーブが本当優秀。しびれさせれば後は止めナイフでグッサリだからね。
アメジットはと言うと
―――――――――――――――――――――
アメジット 神に祝福されし娘
Lv20
HP600
MP400
STR320
DEX400
VIT280
INT360
WIL600
CHA200
(いずれも潜在能力)
スキル
超幸運 オールスキル 超成長 神の加護
――――――――――――――――――――――――
そんなバハマダンジョンでキリングマシーン大会☆で大幅にLvを上げた所以外、見た目は変化なし。でも内部ではかなり違ってる。
筋肉もトレーニングしたし勉学も励んだ。今じゃほとんどの言語を喋れる。カリスマだって凄くある。人は見た目によらないじゃなく、人はカードによらないを地で行ってるね。
見えてないだけっちゃだけですが。
「さてさて、やることやったし少しお金稼いで買うものかってからサンクチュバリヌスに戻ろうか」
「? 武器防具ですか? 私は特に買い換える必要はないです」
「いやいや、ふたり旅になるんだからアレを買わなきゃ、アレを。」
「ブヒヒン!!」
そう、ポニーです。なぜポニーかと言うとパールがポニーなので体格を合わせたかったから。
今回も魔物をかけ合わせたポニー。名前はもちろんライト君!パールくんにライトくん、パール・ライトだね☆
「これで最悪馬で早駆けして逃げることが出来るね」
「わ、私のためにですか、この子」
「それもあるけど、馬車を買い替えたくて。あの悪路を走破できる馬車にしたくてさ。軽量2頭立て馬車ならね」
「なるほど、あれは辛かったですものね」
「幸い国家主席や各種研究所と私達仲がよいから、悪路に極めて強くて乗り心地も良い、軽量2頭立て魔導馬車を買えそうなんだよ。金貨1000枚で」
「せ、1000枚!?……馬車じゃなくてナノエンジンの歩兵輸送車があればなあ(ぼそっ)」
「なのえんじんのほへいゆそうしゃ?なにそれ」
「あ、いえ、こちらの話です。しかし1000枚って貯まるんですか?」
「ヤツメウナドラゴンの唾液が30L400枚だったから、貯まると思うよ。2人なら危険なところにも行けるしね。今までは躊躇してたけど」
「ふたりなら…… はい、お役に立ちます! 頑張ります! 」
つーことで、ちょっくら稼いできます。最近は銀貨ってなんだろうって感じですね。
料理屋で食べたりするときや宿泊とかで使っているんですよ。
というかブキョーの金銭レベルがおかしいのです。
こんな国家でも北部から来襲する騎馬軍団国家カーンに苦戦するんだから世界ってわからないね。
「それで、何が良いかねヤミちゃん」
「それもよいのですが、パーティ組まないのですか? 」
「へ? いま2人でやってるじゃん」
「私は2人ならばそれだけで…… 」
「はぁ…… ええとですね、この世界にはパーティ機能というのが魔法的に存在してまして、それでパーティ組めばLv経験値が分配できるんですよ。注意点としてスキル経験値は分配できませんからね。分配割合は自由に設定できます。冒険者ギルドとしては管理のためにパーティ名と人数がカードに記載されるようにしております」
「ぬわーー!? だからワングパーティ組んでるから分配されると言いつつ止めの一撃だけ自分がもらってたのか!あの(ピー)で(ピー)の(ピー)野郎!! 」
「……で、組まないんですか? 」
「組むよ! 割合は半分ずつでお願い。」
ということでパーティ作ります。パーティ名は
「……アメジットのパーティ名は危険すぎるわ。じゃあ『レイのお気楽パーティ』で」
「安直な…… 」
「名前なんてそんなもんでしょ」
「じゃあそれで設定します。それではお二人これを云々かんぬん」
パーティも設定したし、1000金貨まで頑張るぞー!
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