第25話


月面基地に着くと先に来ていた皆が後から来た皆を歓迎してすぐに皆が打ち解けた。マリンにコールドスリープの装置を1000万年使えるように改造をお願いすると2~3週間かかるらしく、その間ここで皆と暮らすことになる。


この日の晩飯の後、リーダーになってほしいと頼まれリーダーになることになった。ミナは副リーダーで話しが纏まった。


何の揉め事も無く穏やかな20日が経ち、コールドスリープ改が完成して皆で眠る事になりどんどん眠る事になっていく、ミナを見送り「1000万年後に!」と軽くキスをして俺も眠る事にした。


鼻と口を覆うマスクが自動にセットされ、腕にいくつかの点滴が打たれる、カプセルの蓋が閉まり麻酔が打たれ意識が無くなっていった。








「全員の睡眠を確認、スリープモードに入ります。皆様1千年の眠りの後にお会いしまよう」とマリンも眠りに入った。








「レイよ、よくがんばったのぉ。起きた後もがんばるんじゃぞ!ふぉほほほほ」と白髪白髭のじいさんは消えていった。





















長い長い年月・・・・誰も体験した事のない1000万年という悠久とも思える時間、5000人に近い人々はゆっくりと眠っている。


「1000万年の時間を確認。状態異常なし、起動モードに移行します」


「全員のバイタル正常、異常も確認できません。起床設定をします」プシュと音がし次々と蓋が開いていく。


蓋が空いてから2日後に全員無事に目が覚めた。マリンが全員の健康状態の確認をしていくが何事もなく全員が無事に1000万年を過ごした。


「皆さんゆっくり、流動食から食事を始めていきましょう」と俺が言うと嬉しそうに「はーい」とか「OK」とか聞こえてくる。


いやーよかった、よかった。ミナと抱き合い喜びを分かち合い、マリンに「ありがとう!」と言うと「私はご主人様のアンドロイド。最善を尽したまでです」

と言って奥のほうに歩いていった。



「さぁこれからどうするか・・司令室に行って地球を確認してみるか・・」


「そうね。汚染状況とか魔物もどうなっているか見てみましょう」とミナと話しマリンを呼んで、司令室に入って状況を見てみる事にした。


「マリン、地球の状況を教えて貰っていい?」


「わかりました。現在の地球の状況は汚染もなし、人類も生き残っています。ただ・・・見てみてください」と言うのでみてみる。画面を見てみると・・・・・


「な・・・・なんでザーク村が!!」・・・・涙が頬を伝っていた。










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