第20話


次の日の朝、4人は地獄を見ていた・・・二日酔いだ。大の大人が4人揃って頭を抱えて唸っている、全員にスーパーグレーターヒールをかけると全員がスッキリしていた。


今日は、家の管理を任せる人を探すため奴隷商人のサッズさんの店に行くことと、冒険者ギルドの依頼を受ける事と、ソフィアさんの魔法スキルを上げてみようと考え皆に相談してみる。

午前中は自分一人でサッズさんの店に行き、3人は準備をして冒険者ギルドで合流、昼は外でBBQでもしようと準備をして出かけることになった。


サッズさんの店に着き挨拶を交わし相談に乗ってもらうと、夫婦でいい人がいるとのことで面接してみることにした。


いつもの応接室だ。


「はじめまして、ショウといいます」


「はじめまして、コウです。アンナです」


と、挨拶をし見てみると2人とも片手がない・・・

早速鑑定を使ってみる。


氏名:コウ

年齢:24歳

職業:魔法剣士、執事見習い 庭師

火付与SLV2 火炎竜巻SLV2 


氏名:アンナ

年齢:22歳

職業:魔法使い、メイド見習い

火魔法SLV1 水魔法SLV1 家事SLV1 料理SVL1


となっていた。


「2人は、なぜ奴隷になったのですか?」


「2人共、領主様のお屋敷で働いていたのですが、2人が結婚したいと言うと領主様がアンナの事を渡したくないと言い出して・・・逃げたら捕まり腕を斬られて奴隷にされ追い出されました」


「なるほど。わかりました」


と言いサッズさんと話すことに。


「ショウさん、どうでしょう?」


「買うことにするよ。いくらかな?」と言うと2人で金貨1枚でと言うので払うことにした。

スーパーグレーターヒールを使い腕を元に戻す。


契約を済ませると2人は同時に2人で買ってくれた事、腕を治してくれた事に感謝してくれて大喜びして泣いていた。




サッズさんの店を出ると時間がまだ早かったこともあり、家に直接行くことにした。

3人にコウさんとアンナさんを紹介する。母屋と離れを案内して家の管理をお願いする事にした。

2人には離れに住んでもらう事を伝えると、「いいんですか?」とか「やった!」と喜んでいた。

今日は昼から出かける旨を説明し、離れの風呂が使えるので入っておくことを言っておく。病気の予防にもなるし清潔がいいよね。




ということで、昼飯を母屋で皆で食べて食材の置き場や掃除道具、庭の手入れの説明をして冒険者ギルドに向かうことにした。






依頼ボードをチェックしていくと癒し草の依頼とオーク討伐が常時依頼としてある。

受付に2つの依頼を持っていき4人で受けることを伝えると、最近この依頼をやってくれる人が少ないのでありがたいと喜んでくれていた。

指定された森に入っていく、3人にはオーク討伐を任せて自分は癒し草を集めることにした。2時間位で500束ほど集まったので休憩の為、竹の水筒の水を飲んで休憩していた。


何気なく空を見ていると黒い点がフラフラしながら飛んでいる。目を凝らして見ていると片方の翼が千切れた鳥のような人のような鳥人間がワイバーンのようなドラゴンに追われていたので、慌てて走って近づいていく。


やっと追いつき、手で合図して下に降りるように促すとこっちに降りてきた。それに誘われるようにワイバーンも降りてきたので太刀のほうを抜きジャンプして頭からシッポまで一気に斬り付けると真っ二つになってピクピクして死んだ。


「大丈夫ですか?」と声をかけ「スーパーグレーターヒール」をかけると翼が復元され、落ち着いたのか気を失った。

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