第19話
朝になり目が覚めたのだが、連日動っきぱなしということもありかなり疲れが溜まっていたので今日は休日にしようと皆に銀貨10枚づつ渡し休みという事と自由行動という事を伝えた。相変わらずソフィアさんは最後まで遠慮してたのだが、休みの重要さと気分転換の重要さを伝えると渋々納得してくれた。
自分はというと、アイテムボックスにある武器製作キットと防具製作キットが前から気になっていたので庭に出して試してみる事にする。
鉄のインゴットと銀のインゴット、ミスリルのインゴットなんかも99個入ってるのでミスリルのインゴットを2個取り出しミスリルの武器を作ってみることにした。
武器製作キットを取り出すとハンマーと武器を打つ為の台が出てきた。
台にミスリルをセットしハンマーを握ると頭に、どの武器を作りますか?イメージしてください。というアナウンスが流れてきた。
本当にゲームだなぁ~と思う。
イメージね~セキトさんザンテさんに使ってほしいと思い槍の形状の武器を考える。
セキトさんもザンテさんも2人共190cm超える身長なんだよね・・・セキトさんは突くだけじゃなく斬るもできるのをイメージしてパルチザン。
ザンテさんは突くとパワーを生かす斧の性能を併せ持つハルバートをイメージ。
でまずはセキトさんから!カーン コーンと透き通ったハンマーの打つ音が気持ちいい。柄になる部分もミスリルで作る。
腕から力がハンマーに伝わり汗が吹き出てきた。最後「おりぃあ~~」と気合いを入れると出来上がった!蒼く輝くパルチザン。
次は、ザンテさんのハルバート。槍と斧をイメージ!カーン コーン 柄もイメージ。
同じく腕からハンマーに力が伝わり「おりぃあ~~」と言うと出来上がった真っ赤なハルバート。
かなり疲れた・・・両方の武器を見比べると綺麗にかっこよく丈夫に出来ていた。
飲み物を取りに行こうと立ち上がると立ち眩みをしてしまう。大分体力と魔力を使った気がした。
水を飲み休憩して一息つき、ハンマーとミスリルを見ていると、ソフィアさんの護身用の武器が頭に閃き小刀を作ってみる事にした。
イメージは忍者の小刀・・・・小さいサイズの為か、気合いを入れなくてもあっさり出来てしまった。
あれ?なんでかな?と思いステータスを見ると
氏名:雨森蒋
年齢:20歳
職業:侍LV6、テイマーLV3、???
体力∞
力???
知恵???
知識???
魔力???
俊敏???
スーパーグレーターヒールSLV∞
鑑定SLV5
魔法:全属性
従魔:竜族:竜人 セキト
従魔:獣族:虎人 ザンテ
一ノ太刀SLV3 二ノ太刀SLV3 三ノ太刀SLV3 回転斬りSLV2
武器製作SLV2
精神耐性∞
となっている。武器製作スキルが加わった為か、と納得できた。
材木を取り出し鞘を作り3つの武器が完成した。
かなり疲れたので防具製作は次回にする事にしてリビングでゴロゴロする。やっぱりこういう時間は大事だとつくつく思う。
昼飯どうしようかな・・・と考えていると、「主殿~只今帰ったぞ」「兄貴ただいま~」と2人が荷物を抱えて帰ってきた。
「早かったですね」とニッコリ言うと、「街をぶらぶらしていたのだが暇だったので近くの森で食材を探してきたのだ」とセキトさん。
見てみると、クーク鳥だのウサギだの色々狩ってきたようで3~4日の食材は確保できたようで3人で昼飯の準備をし、休日だということで酒を出し宴会を始める。
駄目な大人であるが、昼から酒!贅沢で嬉しいのでワイワイやっていた。
武器の話になり、酔う前に見せてくれとせがまれたので2人に渡すと物凄く嬉しんでくれた。
「主殿に一生ついていくぞ!」とか「兄貴は凄い!俺は嬉しいぞ」とか酒のせいかテンションが高い。笑ってしまった。と2人の模擬戦が始まる。
キーンと2つのミスリル武器が合わさり、風鈴のような澄んだ音がすると思う傍から必殺の一撃を2人が繰り出す。かわしたり、薙いだり、突いたり、切り裂いたり大きな男が向かい合い真剣な表情で渾身の攻撃をすると2人はさっと寸止めをした。
「さすが!セキトの兄貴!」「ザンテまた腕を上げたか!」とニコニコしてこちらに向かってくる。
「2人共見事!すばらしいよ」と言うと満足したような照れたような表情で杯の酒を飲み干していた。
しばらく飲んでいると、ソフィアさんが籠を持って帰ってきた。野菜を大量に買ってきたらしく。「自分のものを買えばよかったのに~」と言うと
「3人は放っておくと肉と酒ばかりですよね?今も・・・」と突っ込まれバツの悪い顔をしてると「野菜は私が買っておきますね」とにっこり笑って片付けに行き
戻ってきたので果実酒を出すと4人で宴会になってしまい夜遅くまで語りながら宴会は続いていった。
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