第7話運命
運命、、運命か、、、考えたことなかったな
そしてこの力のことも、何も知らないんだ私
悪しき者どもって何?じゃあなんで「亀姫」さんは「乙姫」にされたの
大昔に「浦島子」さんに何があったの
わかんない
答えが出ないーーそして、それにすこしだけほっとしてる
ああーかかわらずにすむんだって
そりゃ、ま、あたしだって正義の味方には絶対なれないけど
だったらどうだって話なんだよな
だからどうだってこともない
当たり前のように日常が起きて
ご飯を食べて、服を着替えて、トイレに行って
歯磨きしてーー学校へ出る
学校へ行った後、帰るときは、、、友達とお話ししながらのんびり
それでいいんだと思ってた
ううん、それはダメって言われてない
やってもいいことなんだよね
じゃあなんで、こんなにも胸苦しいの
穴が開いたかのようにーすーすーする
空っぽになった気分ーーなにもダメって言われてないのに
なんで、こんな気分になるの、、、おかしいよ、、、私
おかしいよ、、、「はぁ、、、もう寝よう」
眠れる気がしないけど
「うーん、、、ううーん」
眠れないーー暑くて眠れないんじゃない、悪夢を見たからでもない
ーーーなんか、、もやもやとした何かが胸の中をかき回すような
ーー気持ちの悪い、、、眠れなさ
「ダメだ、眠れない」
そういう時は、未の数を数えるといいんだよね
ひっじがいっっぴき、、、羊が2匹、、羊が、、、だめだ眠れない
逆に目がさえてきた――
眠れるどころか、これじゃどうしようもないじゃない
、、、それでも、、そうにか、、、こうにか眠りの世界に行くことはできたんだけど
こっん、こっん
窓際で音がして眠りが覚める
「まだ2時じゃない、寝よ」
そうして、布団に潜り込んだらーーもし、、、
もし、、、そこのあなた様
という声が聞こえてくる
この声もうわかるーー「亀姫」さんだ
「亀姫さん通し、、オブう」
何かが抱き着いてくる
「これは、赤子」
それが、体に上ってくる
「ちょ、、、どうしたの、、どうし、、、たの」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます