第4話誰なの
「う、、、う、、、ん、、、あれ、、、ここは」
――さっきまで、海にいたよね私、、、なのに、ここはどこ
「ようこそおいでくださいました」
だれ
「そう、警戒なさらずとも、私(わたくし)はあなたですーあなたの前世です」
私の、前世ーーっていうか姿を見せてよ
「現在、とある理由で姿を見せることはできないのです
ですが、一つだけ申しておくことがございましょう
わたくしの名前は「亀姫」と申すものでございます」
ー亀、姫さんだよね、、、私の前世って、、、私に何の用
「実は、あなた様のお慕い申し上げておりますー村風流名様ですが
「浦島太郎」なのです、私の恋しい方なのです」
はい?
え、、、浦島太郎って、、、あの有名な、、、
「はい、ところであなた様はどの程度「浦島太郎」のことを存ていますか」
ーえ、っと、いじめられてた亀を助けて、竜宮城にいったら、乙姫が現れて
「そこなのでございますー浦島太郎とは、、、浦島子という名前なのです
そうしてわたくしは、ありきたり(「浦島太郎」の読者の皆さんごめんなさい)
のお話ではなく――本当の物語
そうですね
わたくしは、あなた様の存じ上げてる物語では「乙姫」とされるもの
正しくは「亀姫」となのるものでございますーーそして、わたくし「亀姫」
は仙人でございます
あなた様は仙人の生まれ変わりゆえに、これより、、、悪しきものに狙われるでしょうこれを」
――光る水晶のような球をくれる
「これは」
しばらくの間何もしゃべらなくてやがて何かをあきらめたようなそんな感じが伝わってきた
「、、これは、、今は言えません、、、とにかく何かあったらこれを使いーー敵を、、、流名様から、、、私の、、、島子様から遠ざけてください
お願い、、、、お願いします」
ーーそれを合図に、私は自分の部屋に戻ってる
「あれ、、、私海は」
服が、水着になってるから海に行ったのまでは本当なんだけど
あれは、、、本当
右手がやけに重いから見たら、、、、水晶がある
「おおーい、ご飯だぞ」
「はーい、流名さん」
あれは何だったの
その時、くびずじでなにかいやあな、、、ざわざわとした感覚がする
このかんじおぼえがある
そう、それはーー「w」のおお偉いさんで、、、いつも、、いつも「使えない子だ」
って私に言ったあの男のような
ばっとふりむく
「何かいたでしょ、、、ごまかしたって無駄なんだからね」
ずかずかと駆け寄り、ガラスの窓を開ける
「、、、あれ、、、、いない」
その時、電信柱の上で、カラスが泣きわめく
「かぁかぁ、見つけましたぜーーひっひっひっ、あの男の気配だ
、、、浦島子の気配だ」
「まだまて」その横でやはり、ロープに乗っているのが、、黒服の男だ
「まだまて、、、尻尾を出すまで、、、」
「だしたらどうするんで?」
決まってるだろう
銃を磨きながら男はにやりと笑う
「、、、殺すだけだ」
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