白菜炒め(煮?)

 「白菜炒め」になるのか「白菜煮」になるのかよく判らないものを一つ。

 材料は白菜、削り節、みりん、醤油、油。みりんは無くてもいい。

 白菜の葉を数枚むしって刻み、油で軽く炒めたところにみりん、醤油を投入。中火か弱火にする。

 暫くすると白菜から水が染み出てひたひたになるので削り節を加え、箸で白菜を汁の中に押し込みつつ味が染み込むのを待つだけ。


 何てお手軽なんだ。

 そして「炒め物」なのだろうか。それとも「煮物」なのだろうか。謎だ。


 ともあれ、単純なのだけど、貧しい舌にはすこぶる美味い。

 少し奮発するなら、ここにエノキダケや豆腐などを入れて鍋にしてしまうのもいい。


 この冬に限っては、白菜が高くて食べず仕舞いだったけど。


 因みに、キャベツも同様の料理法で美味い。

 ただ問題は、キャベツには水分が少ないので、火が強いと水分が全部飛んで行ったり、削り節に全部吸われて煮える感じでなくなったりすることだ。そうなったら味も今一つになる。

 美味さの元は、材料から出た汁で煮込まれることなのかも知れない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る