レンコン
蓮の地下茎である。
その植生故に泥水の中から収穫するので、途中で折れると泥水が穴に入って黒ずむ原因になるらしい。
折れてもないのに黒ずんでいる場合があるのは何故であろうか。
レンコンにはアクが有り、料理した時に黒ずむ原因になっている。
アク抜きせずにきんぴらにすると、黒い斑点が浮かんでくるのだ。
実に見た目が悪い。
自分で食べる分には全然問題ないんだけど。
綺麗に仕上げるにはアク抜きをする。
酢水に浸けるか酢水で茹でる。
しかしこれは諸刃だ。
酢の味が付いてしまい、違和感になることがある。
妙に酸っぱいきんぴらだったりするわけだ。
アク抜きした方がシャクシャクした食感が強調されるが、しなくても全くシャクシャク感が無くなるわけではない。
食感が妥協の範囲であればアク抜きしない方が美味いと感じる向きも多い筈である。
酢レンコンばかりは無条件でアク抜きだけど。
熊本の特産品に辛子蓮根が有る。
見た目が黄色くて辛子まみれのように見えるが、ウコン(ターメリック)の色である。
穴に詰めているのも辛子味噌で、辛子の量はそれ程でもない。
もし全部辛子だったら、誰も食べられないほどに辛いことだろう。
因みに、辛子明太子の辛子は唐辛子なので辛子違いである。
辛子だけに子供の頃は好まず、歳を取るにつれて好むようになったりもする。
天ぷら美味しいです。(唐突に芥子蓮根とも関係なく)
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