桃は旬に1回くらいは食べたくなる果物である。

 1回食べれば満足とも言う。


 桃太郎を始めとして昔話によく登場する桃は、古来から親しまれていたのだろう。

 柔らかい食感が数多の人々を魅了したに違いない。


 この食感。

 近いのは餅系の和菓子か。

 案外、和菓子の一部は桃の食感を目指して作られていたりしていないだろうか。


 勿論、想像です。


 値段はリンゴと同じく安めのものの目安が1個100円。

 不思議とこのくらいの大きさの果物は100円の事が多い。


 缶詰も安いものなら100円である。

 2個分入っているので生よりも安かったりする。


 この桃の缶詰の缶の内側にはコーティングが無いのをご存じだろうか。

 ブリキのスズが変色防止に役立つとかで敢えてコーティングされていないと言う。

 つまり、シロップにはスズが溶出している。

 スズの毒性は低いのだが、長期間保存した缶詰のシロップは飲まない方が良いだろう。


 とは言え、桃缶はそれ以前に長期保存ができなかったりする。

 スズが溶けるのだから当然鉄も溶ける。


 穴が空くのだ。


 10年もすると穴が空いたりするので買い置きは控えた方が吉である。

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