エッセイとの出会い
ラジオとエッセイがどうつながるのか。単に事柄同士を並べてみるとなんら共通点がないわけだけど、その理由は簡単。聞いていたラジオ番組で、"池波正太郎の銀座日記"を紹介していたから。これが私とエッセイの本格的な出会いである。(もっとさかのぼればさくらももこのもものかんづめに出会ってはいたけど)
私にとってエッセイとは、書き手の人生を切り取った読み物なので単純にその人の人生を疑似体験できる(気がする)のが魅力的なのだ。
実際、銀座日記は昭和後期から平成前半の池波正太郎の人生の晩年の様子が書かれており、悲しいかな少しずつ弱っていく感じが読み取れなくもないし、別のエッセイではもっと若い頃に書かれたものがあり読むとどんな少年時代、青年時代を過ごしてきたかなどまるで池波氏本人の人生を追体験しているような気分だった。
この経験は私にとって新鮮なものであり、それまでエッセイといえばさくらももこの数点のエッセイしか知らなかった私からしたらミステリに加わるもう一つの好きなジャンルに昇格するきっかけになったのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます