第8話 絆は時として残酷です

 騎士と言えば欠かせないのは、志を同じくする騎士同士の絆だ。

 共に耐え、共に凌ぎ、共に成長し、常に危機的状況を共有してきた戦友たち。

 馬との絆も深かろうが、戦友との絆だって決して負けるものではない。

 馬と言葉は交わせないが、言葉だけが伝えられるものもある。

 騎士の誓いなどあろうものなら、それは人生の色褪せぬ記憶となること間違いなしだろう。


 アホの俺はそんなこともやってみたいなーとか実際に誓うんなら何を誓おうとか昔から色々と想像してきたわけだが、これまでのパターンからすると叶わぬ夢になる流れ。 


 ところが意外や意外、この夢だけは何故か叶ってしまった。

 そう、二人の親友と騎士任命の当日に交わした「未来の騎士団を背負う」という誓いである。

 思い出すと少しばかりこそばゆくもあるので敢えて詳細は語らないが、俺の人生の中では輝き度トップを飾るシチュエーションだった。


 だがしかし、照らす光が強ければ強い程に背中の影も深くなるのが世の常というもの。

 あの頃の輝きは見る影もない程に憧れを諦めてしまった俺は、もう出世や格好つけといった欲望や野心にすっかり見切りをつけてしまっている。


 騎士として頑張ろうというより、とりあえず踏ん張ろうという具合である。

 現状目の前にある事案をどうにかするので精一杯で、将来のことなど考えている暇がない。

 そのせいか、時々再会した級友の姿が眩しすぎて直視できない瞬間がしばしば。

 畜生奴らめどれだけ俺より輝かしい舞台に立てば気が済むのだ。許すけど。



 ともかく、そんな友達を持っている俺から言わせればヤガラ記録官みたいな嫌味しか言わないタイプはむしろ御しやすいくらいである。


「やぁ、ヴァルナくん! 久しぶりだねぇ、去年の御前試合以来かい? いやしかしなんだかこの周辺は臭いねぇ。平民特有の汗臭くて埃っぽくて貧乏くさくてかび臭いのが漂っているから場所を変え……あぁなんだ、君からか。イヤ失礼、久々に嗅いだせいかいつも以上にひどく感じただけだ。他意はない」

「なんだオルクス、お前意外と鼻は鈍いんだな。いつも近づくとむせるほど甘ったるい香水つけてるものだからもっと臭気には敏感だったと思ってたんだが。香水で鼻がマヒしてるのか? 臭いが分からないと実戦では苦労するぞ。敵を探知する機能の一つだか……ああ、すまん。そういえばお前は誇りと命を懸けた実戦なんてやったことないんだったな。失言だった。本当に済まない」

「気にすることはないさ! 実戦を経験しないのはむしろいい事だろう? 野蛮人みたいに連日連夜何者かの命を狙うなどという蛮行を繰り返すほど我らが王国は落ちぶれてはいないしな! ……ああ、いや別に今のはオークと連日連夜実戦を繰り返している君たちが野蛮だとか、そんな意図があったわけではないよ? あくまで一般論さ、一般論」

「分かってるよ。むしろ俺達に対して理解があるようで安心した。もしも言葉も通じない相手が武器を持たぬ民たちを襲って来た時の為に、我々は誇りと力を以ってその愚かしさを思い知らせる義務があるからな。敵が現れたのに素知らぬ顔で惰眠を貪って碌に戦いもしない連中ばかりでは民の王国に対する信頼に関わるし……ああ、ああすまない。これはオルクス達『聖靴騎士団』が碌に演習もせずに本部でちゃんばら染みた訓練で遊んでいるという意味ではない。団員の過半数が演習でヒイヒイ音を上げるもやしばかりなんて噂も信じていない。当然だ、俺たちは志を共にする騎士同士なのだからな」

「そう、我々は貴族と平民という越えられぬ違いはあれど、志だけは共にする存在だからな! ははははは……!」

「そうだな。わざわざ弁明するまでもなく俺の考えは君に伝わっているよな。はははは……」


 表面上は笑顔だ。とはいえ俺は元々ポーカーフェイス気味なので表情の固定に大した労力はいらないが、同期にて超絡んでくる嫌味野郎のオルクスの顔は端から引っ張れば剥がれてもう一枚同じ顔が出てきそうなほどに人工的な笑みに思えた。


(『アイツ』に顔を見せに聖盾騎士団の兵舎に寄っただけなんだが、さっそく面倒なのに出くわしたな……)


 御前試合を前日に控えた昼頃、諸事情で予定より早い昼前に王都に辿り着いた俺が真っ先に再会したのがオルクスとは、さっそくながら幸先がよろしくない。


 彼は俺が平民なのに大半の貴族を越える成績を叩き出したことが果てしなく気に入らなかったために敢えて俺に嫌味を言い、そして言い返され続けるという苦行に自ら足を踏み込んだ修行僧の如き精神を持つ男である……念のために補足すると、嫌味的な意味で。


「所で、今年も君は御前試合に参加するのかい? 羨ましい限りだよ、剣の才能と獣張りの体力に恵まれているようで」

「ああ、おかげで今年からは先鋒じゃなくて三番目の中堅の席に座らされている。過剰評価のようでどうにも居心地が悪いが、やることはやらねばな」

「気を付けたまえよ。若くして騎士団三位の実力はあると認められた証なのだ。もし万が一にも君のせいで負けでもしたら笑いものだぞ? 私は全然全くそんなことをする気はないが、もし本当に起きたら笑ってしまうかもしれないからな」

「ご忠告痛み入るよ。君も早く御前試合に参加できるといいな。君の腕前ならあと十年もあれば出られるかもしれないし」


 今の言葉が「お前が御前試合? 十年早いんじゃない? え? 平民に十年分の差をつけられてるお前って何なの? お笑い芸人なの? ウケルわー」という旨の嫌味を込められていることに気付いたオルクスの目元に一瞬だけ青筋が浮き出た。そんなに腹が立つなら俺に話しかけてこなければいいのに、特権階級の人間が考えることは良く分からない。


 きっと頭の出来が違うのだろう……ちなみにこれは暗に頭が悪いと言っている訳ではない。

 彼らと平民では根底にある思想が違うので、本当に何かが違うのだ。


 オルクスはその中身さえしゃんとしていれば容姿端麗、才色兼備な男だ。

 美しく手入れされた金髪は無駄に凝った形に編み込まれ、鬱陶しく垂れ下がる前髪の先端までもが器用に三つ編みになっているという独特のセンスは、貴族の令嬢にはウケがいいようだ。

 そしてこの編み編み野郎は、他の貴族と同様血統や身分に偏執的なまでに固執するバリバリの貴族主義者だ。

 分かりやすく言うと、平民をサルか何かと勘違いしているタイプである。


「……それにしてもオルクス。君は何故こんな所にいるんだ? こう言っては何だが、遅参寸前のウチと違って『聖靴騎士団』は早くから王都入りしているだろう? 君の所の団長殿の気質からして、大切な試合の前ならば非参加の騎士にも剣術訓練をさせているものと思っていたが……」

「む、ぅ……そ、それはだな。団長殿が去年君に負けたことを大層無念に思ってか、周囲がついていけないほど激しい修練を開始して……まぁ、後は空気で察してくれたまえ。君のせいでもある」


 オルクスの苦虫を嚙み潰したような顔を見て、俺は粗方の事情を察した。


 『聖靴騎士団』の団長は、これまで御前試合にて不敗伝説を築くほどの伝説の剣士だ。

 国内で唯一実戦経験が豊富というアドバンテージのある『王立外来危険種対策騎士団』の面々を以ってしても一度も土をつけられなかった、まさに生ける伝説――そんな男に送られた『剣神』の二つ名に特権階級たちは「強い貴族の体現だ」とはしゃいでいたという。

 

 そして、オルクスの目の前にそんな男を一撃でノしてしまった『首狩り』が約一人。

 

 想像してごらん。自分が最強だという自負と実力を兼ね備えた男が、ある日突然に木っ端騎士団新人先鋒に最強の部下四名を撃破された挙句に一撃で倒されるという失態を周囲に晒してしまったら……断言するが、間違いなく人生の汚点である。


 その屈辱を濯ぐには、もう俺を御前試合で完膚無きまで叩きのめしてあの試合結果が間違いだったことを証明するしかない。そりゃ他の団員に構っている暇なぞないだろう。

 要するにオルクスたち騎士団員の大半は、稽古場から避難せざるを得なかったのだ。


「今年は去年以上に苦しい戦いになりそうだな」

「それも君のせいだぞ。奇跡は二度起きない」

「だな。二度起きたらそれは奇跡じゃなくなるものな」

「……ッ! 同期の騎士として忠告しておこう。過ぎたる慢心は――」

「身を滅ぼす、だろう? どこかの騎士団長みたいにな。誰とは敢えて言うまいが」

 

 オルクスの顔が張り付けた笑顔から一気に能面のような無表情に変わり、ごく自然な動作でその手が腰の剣の柄に触れた。


 ――流石に挑発が過ぎたか、と俺は自分の軽い口を戒める。

 どうにも、化けの皮が剥がれる程に怒らせてしまったらしい。


 空気が張り詰める。老獪な貴族ならば別の嫌らしい方法で報復をするのだが、この男は少しそうした駆け引きをするには若過ぎるらしい。尤も、大事な試合を前にして売り言葉に買い言葉で相手を怒らせてしまった俺に言えたことではないが。


「抜け。貴様は『我ら』を侮辱した」


 殺気すら混じった冷淡な声と共に、オルクスが俺を睨み付ける。

 周囲を偶然歩いていた兵舎専属メイド二人が、その気迫に圧されて尻餅をついた。

 実力が伴わずとも、本気で怒った特権階級連中の剣幕は時としてオークをも凌駕する。


 ――が、この程度の殺気に怯えてあの士官学校を卒業できるものか。


「室内で抜く気か? それにここは『聖盾騎士団』の兵舎――唯でさえ原則ご法度の私闘を決闘場ですらない空間で行うのが騎士の礼儀か? 俺の学んだ騎士道と随分逸れているな」

「…………………」

「……退く気はなしか」

「貴様如き、明日に我らが騎士団の誉れ高き戦士たちが態々相手にするまでもない。この私が直々に這いつくばらせてやる」


 オルクスの剣術成績は士官学校内で五位。

 あれから2年も過ぎようとしている今、対人戦闘訓練だけは立派な『聖靴騎士団』で叩き上げられたオルクスの剣技は確かに油断してかかれるものではないのだろう。

 負ける気はないが、明日に響くような真似は避けたい。


 しかし、こちらの思惑とは裏腹にあちらも引っ込みがつかなくなっている。

 今更平謝りして冷ませる熱でもあるまい。これだから連中との距離感は分からない。

 嫌味を言わせっぱなしにすると加速度的につけあがり、反撃しすぎるとこれだ。


(こうなったら……オルクスが抜いた瞬間に『九の型・打翡翠うつせみ』で剣を叩き伏せるか――?)


 相手の抜いた剣を上からの叩き降ろしの衝撃で手放させる。

 上手く決まれば一撃で勝負が決するが、死んでも武器を手放さぬよう訓練されたであろうオルクスが相手となると確実に決まるとは言い難い。

 しかして、もう戦う以外に方法は――と思案を巡らせていた、丁度その瞬間。


「あぁ~~~っ! わざわざ兵舎まで来てくれてたの!?」


 果てしなく戦いの空気を粉砕する、柔和で透き通った声が廊下に響き渡った。


 俺とオルクスがはっとしてそちらを向くと、そこには余りにも戦いに不釣り合いそうな一人の少女がいた。さも驚いたと言わんばかりのその顔は一つ一つの仕草が花のように美しく、柔らかい。陽光のような淡さを内包したオレンジ色の長髪が控えめなヘッドドレスで纏められた姿は、その身に騎士団勲章と剣を身に着けていなければ姫君と見紛うほどだ。

 

 瞬間、オルクスの剣呑な態度が激変した。


「――やあ、麗しの君よ!! 二か月ぶりだというのにそんなに驚いてくれるとは私も嬉しいよ! 丁度訓練の合間に暇が出来たので会いに来たんだ! あ、そうそう! ここに来る前にきっと君に似合うと思った花を買って来たんだが、受け取ってくれないかい!?」

「おま……ちょ……」


 ここまで態度を変えられるといっそ戦いに気が向いていたこちらが置いてけぼりである。


 この男、そういうことだったのかと得心が行く。

 訓練場から追いやられたのは事実だが、逆にそれを口実にしていたのだろう。訓練ができないとは言ってもよその騎士団にわざわざやってきていると思っていたら、狙いはこの麗しき女騎士との逢瀬を楽しむことだったのだ。


(だったら俺に構ってないでさっさと行けやッ!! ああっ、ある意味最高だが最悪のタイミングで……ッ!!)


 今までどこに仕舞っていたのか大きな花束を取り出したオルクスは満面の笑みで女騎士に向けて両手を広げ、ハグの体勢に入る。


 女騎士は見ているこっちまで笑顔になりそうなほど暖かい表情でオルクスに向かって走り――ものの見事にオルクスを素通りして俺の胸に飛び込んできた。俺はそれをしっかり受け止め、衝撃を逃がすように一歩後ろに引いた。


「ヴァルナくんったら忙しいのにわざわざ兵舎まで来てくれるなんて! 王宮の連絡官の方に一報入れてくれたらこっちから挨拶に行ったのに! もぉ、来てくれたのは嬉しいけど御前試合を控えて気が緩んでるんじゃなぁい? ダメだよ、油断して怪我したら?」

「あぁ……その、アレだ。予定より少しばかり早く着いたから顔だけ見せておこうと思ってな。大丈夫、御前試合に向けた訓練は午後からきちんとやるさ」

「明日の試合、頑張ってね! ヴァルナくんなら二連覇間違いなしだよっ! なんたってヴァルナくんだもん!」

「理由になってねえからそれ……」


 自分の事でもないのに人のことを自慢げに話す彼女の無邪気な微笑みに、俺もつられて笑顔にさせられる。


 彼女こそが、皮肉にもオルクスと同じく俺がここに来た理由。

 

 家族から惜しみない愛を注がれ、周囲から愛され、今では彼女を絶対に守護するとばかりに任務に出る彼女の周囲には立場を問わぬ騎士団員が警護する姿から『無傷の聖盾』という異名を得た彼女こそが、俺の学生時代の数少ない級友の一人にして、国内でも指折りの美女。


「御前試合が終わったら、また稽古に付き合ってよ! みんなヒドイんだよ!? 私が非力だからって訓練になるとわざと負けようとするんだもん! 士官学校の時からいっつもそう! 結局真面目に訓練してくれるのってヴァルナくんともう一人だけだよ!!」

「そんだけ愛されてるってことだろ。まぁ、余裕があったら付き合ってやるよ――セドナ」

「ホント!? 約束だよ!?」


 その言葉に、かつて共に誓いを立てた親友セドナはパァっと顔を綻ばせた。


 ……ここまで、同じ同期であるオルクスを見事なまでにガン無視して。

 そう、彼女は場を治めるには『ある意味最高』だが、オルクスにとっては『最悪のタイミング』でこの場に現れてしまったのだ。

 暫く両手を上げたまま案山子のように凍り付いていたオルクスはやや遅れて再起動し、セドナに花束を差し出す。その動はまるで魔法研究院で開発中の『ゴーレム』のようにぎこちない。


「あ、あの、セドナ……これを……」

「あっ! オルクスくん居たんだ! ゴメン、気付かなくって!!」

「……ッ!!」


 存在を無視された上に完全無自覚で突き刺された言葉のナイフで心を抉られ死んだ魚のような目になっていくオルクスの手から花束を受け取ったセドナは、さっきのオルクスの殺気から解放されて立ち上がったメイドに花を手渡す。


「これ、兵舎の玄関に活けておいて!」

「り、了解いたしましたセドナさま……しかし、宜しいので?」

「ん? 何が?」

「いえその……オルクス様の……いえ、なんでもありません」

「そお? じゃあお願いねー!」


 ……先に弁明させてもらうと、セドナという少女は両親に蝶よ花よと育てられ、幼少期から山ほどプレゼントを貰ってきた超がつくほどの箱入り娘である。そうしてプレゼントを受け取りすぎた影響なのか、彼女はプレゼントに込められたプロポーズ的なメッセージを読み取る能力が著しく低い。

 つまり、オルクスの存在だけでなく好意までもが事実上のスルーである。

 メイドも明らかに引いているのに全く気付かないセドナの精神、恐るべし。


(い、いかん。これ以上オルクスを見るな。憐みの涙を零すんじゃない、俺!)


 自分の渡した花が彼女の部屋に入る事すらないという事実に顔面そのものが魚みたいに変形していくオルクス。

 先程まであんなに嫌な奴だったのに、今の奴は余りにもあんまりじゃないか。

 俺はオルクスへの止まらない同情から目を逸らす他、何も出来なかった。


 と、花をメイドに渡して間髪入れずにセドナの両手が俺の右手を包んだ。


「……ところでヴァルナくん! せっかく王都に来たんだし、ちょっと城下町の屋台でお昼一緒に食べない? ほら、三人揃うといっつもレストランになっちゃうし……いいでしょ?」

「あ……ああ、もちろんいいぞ?」

「ぃやった!屋台巡りなんてもう学生の時以来だよ!」


 ちょっと恥ずかしそうに俺を昼食に誘うセドナの姿に、オルクスの顔が魚を通り越してゾンビのように崩壊していく。


 ――念のためにいうが、セドナは決してオルクスの心を滅殺しようとしている訳ではない。

 ただ、彼女の心に占める『親友』のウェイトが、人よりちょっと大きすぎるだけなのだ。

 それが証拠にもう一人の友達相手にもセドナはこんな感じである。


 もう、俺には哀れな騎士にかける言葉も思いつかなかった。

 敢えて言うなら、奴はやってくる間が悪すぎた。

 せめて俺がいなければ、優先順位をつけられずにもう少し相手にしてもらえたろうに。


(オルクス――死ぬな、生きろっ……!!)


 上機嫌そうなセドナに手を引かれながら、俺は御前試合の事も忘れてそれだけを強く願った。

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