第6話 暇な休日の潰し方
やらなければならない事と読むものが無い時ほど暇な日は無いかもしれない。
午前中に宿題を終わらせて昼食を食べた後の午後は何もすることがないので本棚にしているピンクのカラーボックスの整理をすることにした。
私は読んだ本を決まった場所に重ねておくクセがある。
「本棚には後で整理して入れればいいや」と思って読んだ本をどんどん積み重ねて「貯まったから整理しよう」と思った時に整理する、というのが私のやり方。
特に本類は図書室みたいに決まった場所に文庫orコミックスごとに入れたいので貯めている、という理由もある。
一番好きな『スクール浄化同好会』を三段あるうちの一番上の右側に入れたけど、まだ三巻までしか出てないのでスペースがかなり余った。
この『スクール浄化同好会』は図書室のじゃなくて自分の本。
お小遣いを少し貯めてようやく本屋さんで三冊まとめ買いすることができた。
これから自分で買うから増えていきそう、というか増えて欲しいけど、それまでにはかなり時間がかかるので他の作品を入れることにした。
どれにしよう……このコミックスにしようかな?
出版社同じだしこれにしよう。
私は持っている漫画の中で一番好きな作品五巻分を一番上の左側に入れた。
このままじゃどっちも倒れてしまうので百均で買ったピンクのブックエンドをそれぞれの最新刊の隣に立てた。
真ん中に少し広い隙間ができたけど本はそれぞれキレイに立てられた。
残りの本はタイトルがそれぞれ違って数冊しかないから出版社別に並べよう。
私は貯まった本を二段目と三段目にどんどん整理していった。
詰めれば軽く40冊は入るのでどんどん入っていく。
……全部入った。
読み終わって重ねていた本達は全部無くなったのでまた暇になった。
家事は全部終わったお母さんは在宅ワークを始めたし、お父さんは昼寝をしているから邪魔をしちゃ悪い。
ライトは……まぁ知らなくていいや。
他にすることが無いので『スクール浄化同好会』を一巻から読み直すことにした。
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