第2話 嬉しいお知らせ
「お父さんが帰ってくるの!?」
夕飯の時間、お母さんから驚くことを聞かされた。
「うん。明日の午後にここに帰ってくるって」
「連休中ずっといるの?」
「そうみたい。連休中はずっと銀行お休みだし」
私のお父さんは札幌で銀行員をしている。
札幌にはお父さんのお母さん、つまり私のおばあちゃんと一緒に暮らしている。
函館まで車で帰るのは簡単なことではないので大型連休や緊急で呼んだ時くらいにしか帰ってくることが無い。
最後に会ったのは去年のGWなので一年ぶりの再会になる。
「明日が楽しみだね。ライト君も楽しみでしょ?」
「まぁね」
そういえばライトはお父さんに初めて会うんだよね。
……帰って来た時にライトを見てどんな反応をするか楽しみになってきた。
「明日のために午前中にスーパーでオードブル買ったの。明日の昼はごちそうだよ」
「やった!」
「楽しみにしているよ」
オードブル楽しみ。
エビフライやから揚げとか私が好きな料理がたくさんあればいいな。
「ごちそうさま」
ライトが食べ終わった食器を片付け始めた。
私はまだ少し残っているのでもうしばらく食べていた。
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