第2話 どうして感情的になってくれたのかな。

 嫌いになれたら楽なのに


 私はりょうくんと話して5ヶ月ぐらいが経った。正直寝落ちすることも多く電話も多い。それに毎日LINEのやり取りをしてる。だから好きだったんだ。りょうくんに通話で

「零夜は俺の事好き?」

 と聞かれたことがあった

 そのときは

「好き!」

 って答えた。


 通話が終わって、寝る前にりょうくんに聞きたいことがあった。

 もちろん聞くのは怖かった。

 離れていくんじゃないかなって。

 でも聞きたかったからメッセージで聞いてみることにした。

『ずっと思ってたんやけどさ、うちのことどう思ってる?』

 私は送ったあとに眠りについた


 ~次の日~


『おはよー』とだけ送り学校に行った。

 返事が来ていなかったから『ただいまぁ』と送った。

 昨日聞いたのには既読がついてた。

 けど……返信はずっと来なかった……

 いつもの時間になっても返信は来なかった。

 何日も何日も待ってたけど来なかった。

 私があんなこと聞いたからなんだろうか。

 Skypeの交換を彼とはしてた。

 だから聞いた。

『なんでLINE返信返って来んの?』

 既読スルーされた。

 悲しかった。

 寂しかった。

 もっとずっと話したかった。

 だけど、その日から返信が返ってくることは無かった……



 そのときに暇つぶしのチャットアプリ"ひま部"もいれてた。

 そこで彼氏が出来た。ちょうどクリスマスだった。

 それからしばらく付き合ってた。

 でも、正直彼氏に冷めてた。毎日構ってくれないし、既読スルー多いし…

 だから別れを告げた。

 それから情緒不安定の日々が続いた。

 別れを告げてから元彼は変わっていった。

 レターには毎回"死ね"などで荒らされ、個チャの方には"お前は死んだ方がいい"とか"生きてる意味ない"とか"最低"と書かれた写真が何通も送られていた。

 怖かった。

 だから私は海斗に相談した。

 海斗はとても優しくてお兄ちゃん的存在だった。

 お兄ちゃんも欲しかったから海斗になってもらってた。


「ねぇお兄…これ……」


「んー?どした?れいや」


「あのね…ひま部で…」


「ゆっくりでいいから話してみ?」


「荒らされたの、死ねって書かれた、生きてる意味私には無いんかな」


「は?馬鹿なこと言うな!こいつのために死ぬんか!?命を無駄にするのか!?」


「私には生きてる意味ないじゃんか!どーせ!だれも悲しまない!」


「は…?悲しむよ…」


「悲しまないよ!うちのために悲しんでくれるやつなんて居ない!」


「ここにいるよ!俺がいる!だから死ぬなよ!」


「うちはもう……ぼっちなんだ……」


「お兄がずっとそばに居るから、ぼっちにさせない、だから俺のために生きろ、そいつ俺も許せない、お前は俺のために生きろ、な?」


「うん……ありがと、お兄ちゃん……」


「おう!いつでも頼ってな」


「うん、、、」


 お兄ちゃん、ほんとうにありがとう。

 1人でも話聞いてくれる人がいてよかった。

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