嫌いになれたら楽なのに

中道たか

第1話 嫌いになれたら楽なのに

嫌いになれたら楽なのに


私は零夜れいや

今年で15になる女子中学生

そんな私はある通話やメッセージができるアプリをしていた


プロフィールに低音ボイス、趣味は歌を歌うことと書かれてた


低音ボイスには気になった

何故かって?声フェチで低音ボイスが大好きだからだ。

「もしもーし、どーも、れいやで、15歳です」


「おお、俺はりょう、野球部のくせーに声低いんだ、よろしく」


野球部と聞いて驚いた。


「野球部なんですか!?」


「おう、高校野球してるよ、ってタメでええよ」


「やった!ならータメでいくね!ありがと!」


「おう!もしあれならLINE交換せん?」


正直不安だった。

ネットは危ない。

騙されてるかもしれない。

でも、気にはなっていた。


「いいよ!しよ!」


そして彼からQRをもらって交換することにした。



その人と交換し終えた後2人目を探していた。


「誰かいないかな~」

と呟いていた。


そのとき、個人チャットの方で

『通話しませんか?』

のメッセージが来てた。


『いいですよ』

とかえし、2人目はその人と通話を始めた。


「もしもし、こんにちは」


「こんにちは」


「僕は海斗、よろしくな、ちなみに高2だよ、タメでいいからな」


「わかった!タメでいく!うちはれいやで中3!よろしくね!」


「おう!よろしく!」

その人はすごく優しそうだった。


あれから1時間くらいその人と話した。


「ごめん!親に呼ばれてるんだ、行ってくる」


「あ、待って!カカオってない?もしよければ交換しよ?」


カカオとは簡単に言えば韓国のLINEみたいなものだ。


「ぜひしよ!」


交換して終わった。


それから、りょうくんとはLINEで話し、海斗君とはカカオで話した。


~海斗~

『れいやー!追加したよー!よろしくな!』


『海斗くん!よろしく! なんて呼べばいい?』


『なんでもいいよー』


『ならー呼び捨てにする!』


『お、おう笑笑いいよいいよ!』


『やった!』


そこで一旦会話は終わった。


~りょう~


LINEを開いたらりょうくんからLINEが来てた。


『今日寝落ちせん?』


『ええよー』


そこで私達は初めての寝落ちをした。


あれからりょうくんとは沢山話した。


だけど、私があることを聞いてこの関係は壊れていったのだった……

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