Last kiss-- 薄皮を剥いて……
校舎の一番隅っこにある空き教室
最近の私と果梨の放課後を過ごす定位置
きっかけは、ちょっとした会話
「ねえ………塩見さんて……その……」
「ん?なーに?」
「やっぱ………してるの?その……女の子……」
「あー、うん。してるよ?」
今、私は果梨としてる。
私の股間に顔を埋めて大切な部分を舐めてくれる果梨
「いいよ……すごく……気持ちいい……」
ちゃんと教えてあげたら何でもできる。
メンドくさいけどとっても聡い女の子
プリッとした唇と柔らかい舌がすごく気持ちいい。
私はすぐ絶頂に達した。
「よくできたね。んじゃ履き替えっこしようか?」
頭を撫でて私のパンツを渡してあげるとすっごい嬉しそうにする。
こんな愛玩犬っているよね?
果梨が脱いだパンツを履く。
すっごい濡れてるじゃん。
私の舐めてただけだよねぇ?
どんだけ私の事好きなの?あはっ。
果梨ってたとえるならば……
ほら、ゆで卵って茹でた後にちゃんと冷水で冷ましてあげないと、薄皮が張り付いて剥きにくくなるでしょ?
果梨って、そんなメンドくさいゆで卵がいくつも集まってる感じ。
優しく薄皮を剥いてあげないと、すぐ中身が傷ついちゃう。
でも、丁寧に向いてあげると、すごく柔らかくて綺麗な美味しい中身が出てくる。
私は、何個も何個もメンドくさい果梨の薄皮を丁寧に剥いてあげた。
「雪奈ちゃん……好きぃ……キスして……」
つるんと剥けた美味しい中身、単純に気持ちのいい事が好きな女の子
指で口の中を犯してあげる。
「ひゃう……ひゃらよう……ひふひへぇ……」
だーめ。
虐めたくなるもん。
ゾクゾクしちゃうもん。
虐めたら恥ずかしがったり怒ったり喜んだり……
レパートリー広すぎてウケるし。
それからも私は果梨の薄皮を丁寧に剥いてあげた。
何枚も何枚も……
果梨の処女も奪ってあげた。
痛い癖に「平気、もっとして」を連呼する。
そういうトコが好きだよ。
乳首も一杯可愛がってあげた。
お尻の穴も一杯可愛がってあげた。
耳の穴舐め続けただけで絶頂に達したこともある。
果梨の身体はどこもかしこもエッチ
何が飛び出してきてもおかしくないビックリ箱
とある昼休み
自販の横に缶コーヒーを買いに行く。
果梨に聞く。
「飲む?」
「うん」
微糖を買い、半分飲んだ缶コーヒーを果梨に差し出す。
缶コーヒーを受け取り飲み始める果梨
一口飲んだ時、すごい嬉しそうな顔をする。
「やっほユッキ、久しぶり」
昔のセフレの1人サッチが声をかけてきた。
果梨は恥ずかしそうに下を向いて缶コーヒーを飲んでいる。
2人きり以外では、相変わらずメンドくさい真面目な仮面をかぶっちゃう。
まいっか。
私以外にホントの自分見せたくないのは知ってるし。
「最近ホント佐藤さんと一緒だねぇ?」
「うらやましい?」
サッチがおどける。
「いえいえ、私は所かまわずノンケの子だって喰っちゃうお行儀のわるーいビッチなんで、純愛なんて無理ゲーすぎですから」
「純愛ねぇ……まあこの子、私好きすぎだしぃ」
「違うよ」
「へ?」
「好きすぎなの、ユッキの方じゃん」
ポカンとしてる私にサッチが手を振る。
「じゃあね、純愛に飽きたらまたメールしてよ」
そうだったんだぁ……
いや、気付いてたし。
私もたいがいメンドくさいからね。
放課後
校舎の一番隅っこにある空き教室
最近の私と果梨の放課後を過ごす定位置
今日も2人きり……
「今日は……そだねえ……」
机に脚を組んでローファをクイっと前に出す。
「靴舐めてもらおうかな?」
果梨が跪いてニコッと笑う。
「うん……雪奈ちゃんのいう事……何でも聞くよ……大好きだもん……」
「ちゃんとできたら履き替えっこしよ?」
「うん……綺麗にするね?」
犬みたいに四つん這いになって、ペロペロと嬉しそうにローファを舐める果梨
その顔を見て……
たまらなく愛おしくなる。
思えば、ずっと私達の関係ってそうだったよね?
果梨って言うメンドくさいゆで卵の薄皮を介しての間接キス
私、果梨だけ見てあげるよ。
果梨だけ愛してあげるよ。
果梨がヤダって言っても、果梨の中のゆで卵全部剥いてあげるよ。
すごく柔らかくて綺麗な美味しい中身だけにしてあげるよ。
薄皮が全部なくなって、直接のキスしかできなくなった時……
私達どうなっちゃうのかな?楽しみだね。
-fin-
間接キス 鮮魚店のおぢさん @jinjin4989
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