4th kiss-- 放課後デート
校舎の一番隅っこにある空き教室
最近の私と果梨の放課後を過ごす定位置
でも今日は、ちょっとだけお出かけ。
駅ナカのショッピングモール
果梨を放課後デートに引っ張ってきた。
「な……なんでいきなりここなの?」
2人で女子トイレの個室に入っている。
「だってまだ今日、履き替えっこしてないじゃん」
「え!ち……ちょっと……こんなとこで……」
果梨の唇に指を触れる。
「大きな声出しちゃヤバイって」
文句を言いながらも履き替えっこをする。
メンドくさいけど従順だよね、果梨って。
ご褒美あげるね。
「ん?んっ!」
いきなりキスして唇を奪い、たっぷり舌を絡めてあげる。
蕩けた果梨のスカートを脱がせて、折り込んでちょっと短く……
お手洗いに出て、さっと髪をとかしてあげる。
そして、グロスのリップを貸してあげる。
「使いなよ、間接キス好きでしょ?」
お手洗いを出て2人でショッピングモールを歩く。
果梨の足って太いわけじゃないけど、イイ感じにむちっとしてるんだよね。
スカート短くしてあげたから、みんなに見せつけてやろうよ。
可愛い目もキスの後で潤んでるし
ちょっとプリッとした唇もグロスで目立たせて……
あはっ、結構みんな見ちゃうもんだねぇ?
男子もそうだけど、女子が見ちゃうんだなぁこれが。
なんとなくエロ可愛いでしょ?この子。
でもメンドくさい子だから、いつも地味で真面目な仮面かぶりっぱなしなんだよ?
これが私の大好きな佐藤果梨って女の子だよ?
果梨の恥ずかしそうな顔を見てるより、周りの視線に対してそんな事考えちゃうのが我ながら可笑しい。
ドーナツショップに入って軽くお茶する。
「なんか恥ずかしい……」
「ちょっとだけ可愛くしてあげたらこんなになるって、やっぱ素材がいいよね?」
こそっと耳打ちする。
「エロイんだよ、果梨って……」
顔を真っ赤にしちゃう果梨
あれ?今日は怒らないんだぁ?
いつもの教室だったら、こういう事言ったら睨み付けて来るじゃん。
人目があるから怒らないの?
真面目だね。
メンドくさい子だね。
調子に乗って、テーブルの下で足を絡める。
あ、逃げる逃げる。おもしろーい。
逃がさないように両足で挟み込む。
怒んないんだぁ。
顔真っ赤にしてる癖に……
ドーナツショップを出て、カラオケボックスに入る。
「私、歌わないよ?」
「いいから」
受付でクリームソーダとウーロン茶を頼み、部屋に案内される。
部屋にクリームソーダとウーロン茶が来る。
店員さんが出ていったのを確認して、果梨に寄り添う。
「こういうトコ来たら、期待しちゃわない?」
あ、怒った怒った。
人目を気にして怒るの我慢してるのも可愛いけど
やっぱり果梨はその顔だよね。
全部メンドくさく絡み合っちゃって……
「カラオケボックスは、そういう事する場所じゃないよ……」
またバカみたいな綺麗ごと言うんだ、はぁ……
「あっそ」
デンモクを取り上げ、適当に履歴から選曲し、スタートを押す。
BGM代わりに曲がかかり、果梨の耳元で囁く。
「ホントにそう思ってる?」
囁きながら耳たぶと耳の穴を舐めてあげる。
「ひうんっ!」
果梨は真っ赤になって足をモジモジさせている。
「どうなの?曲もかかってるし、誰にも聞こえないって……」
果梨が真っ赤な顔してこっちを向いてる。
あ、果梨泣いちゃった。
またビンタされちゃうかな?
「わたし……どうせ変態だよっ!えっちな事大好きだよ!私がそうだって教えてくれたの雪奈ちゃんじゃん!酷いよ!」
うわ、果梨ガチ泣きさせちゃった。
「でも……ぐすっ……雪奈ちゃん……じゃなきゃ……ぐすっ……ダメなのぉ……」
泣きながら私を見つめる果梨
あー、そうだったね。
怒ってるけど、私を見る目が超真っ直ぐ。
その瞳、私しか見てないよね?
果梨はそうだったね。
「ぐすっ……雪奈ちゃん……好きだよぉ……他の子に……ぐすっ……こんな私……絶対……見せたくないよぉ……」
ホント果梨は、わかりやすいのにメンドくさいなぁ……
「えっちな事してよぉ……ぐすっ……大好きだよぉ……」
はいはい。
メンドくさい果梨を、もっとぐちゃぐちゃにしてあげるよ。
一杯キスしながら、スカートの中をたっぷり可愛がってあげる。
蕩けてだらしない、でも可愛い顔してるね。
嬉しいよ。
「雪奈ちゃんじゃなきゃダメ」って言ってくれて。
もう気付いてるけど、私もたいがいメンドくさいなぁ。
ちゃんと「私の事好き」って言わせるためにこんな事してるんだよねぇ。
私、果梨だけ見てあげるよ。
直接キスもしてあげるよ。
果梨だけ愛してあげるよ。
果梨がヤダって言っても
泣いて許してって言っても
もっとメチャクチャにしてあげるよ。
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