3rd kiss-- 塩対応

 校舎の一番隅っこにある空き教室

 最近の私との放課後を過ごす定位置

 今日も……


 いつものパンツ交換

 今日の果梨はピンクのストライプ

 私はパープルと黒レース


 いつもの通り

 私はとっとと履き替える。

 果梨は未だにモジモジしている。

 はあ……ホントにメンドくさい子

 ほとんど毎日してるのに、まだ恥ずかしいんだね?


「果梨はまだ恥ずかしがってるんだぁ」

「そりゃそうだよ……」

「名前と一緒で甘酸っぱいなぁ、果梨って」

「そんな事言ったら……」

「ん?」

「雪奈ちゃんは……名前みたいに冷たくて……苗字みたいに……塩対応だよ……」


 塩対応?

 意地悪なところかな?

 仕方ないじゃん。

 果梨が可愛くて虐めたくなるんだもん。


「そっかぁ、私のどこが塩対応なの?」

 かぷっ……

 耳たぶ噛んじゃえ。

「ひゃんっ!」

 果梨がビクッと震える。

「どこ?」

 耳たぶと耳の穴を舐めながら聞く。

 そのたびにビクビクする果梨、可愛いなぁホント。

「そ……そういう意地悪……んっ……するし……」

「それって塩対応?果梨が可愛いからしちゃうんだって」

 

 ぴちゃぴちゃ舐めながら聞き続ける。

 もう頭の中がいやらしい音でいっぱいなんだろうね?

 顔真っ赤だよ?足震えてるよ?

 まだ気持ちいい所触ってないのにね?


「い……意地悪……雪奈ちゃん……」

「その意地悪が気持ちいい癖に」

 ぺろっと首筋を舐めて言ってあげる。



「変態」



 あ、果梨怒っちゃった。

 ホントにメンドくさい子

 涙目だ、可愛いなぁ。


「わっ……私は……意地悪しなくても……普通に……雪奈ちゃん……気持ちよく……出来るよ……」

 真っ赤になって反論してくる。

「あっそ」

 果梨から離れ、近くの机に座る。

 そしてスカートをめくり、足を広げる。

「んじゃ気持ちよくしてよ」



 果梨が一生懸命パンツの上から私の大切なところを舐めている。

 ホント不器用だよなぁ。

 私のパンツひん剥いて直接舐めたらいいのに。

 そんなに間接キスが好きなの?あはっ。

 言っとくけどそのパンツ、果梨がさっきまで履いてたやつだよ?


「へたっぴ」

 あ、怒っちゃった。

 涙目でむきになって必死に舐めてくる。

「あーすごい、さいこー、いくー、いっちゃうよー」

 思いっきり棒読みしてあげた。

 うわ……すごい悔しそう、あははっ。

 塩対応ってこういう事を言うんだよ。わかってる?



 初めて名前を呼んであげたあの日……

 果梨は私を押し倒したじゃん。

 無理矢理唇を奪ったじゃん。

 パンツも無理矢理脱がしたじゃん。

 泣きわめきながらお互いの大切な部分をこすり合わせてきたじゃん。

 何で今出来ないの?

 メンドくさい事いっぱい考えてるんだろうなぁ……



 涙目でむきになって必死に舐めてくる。

 でもね、へたっぴでもいいんだよ。

 その必死な半泣きの顔、ゾクゾクするもん。

 吉永さんもなーみんもサッチも他の子もこんな気持ちにはさせてくれなかった。

 メンドくさい果梨が大好きだよ。



 果梨は半泣きで舐めるのを止めた。

 はい、お疲れさん。

「果梨てホントへたっぴ」

 あ、怒っちゃった。

 すごい顔して睨んでる、あはっ。


 机から降りて果梨を押し倒す。

 無理矢理果梨の唇をキスで塞ぐ。

 パンツの中に手を入れて、果梨の大切な部分をかき回す。

 声を出したくても出させてあげない。

 抵抗しても放してあげない。




 ぐったりして横たわってる果梨

 泣きながら私に抗議してくる。

「ぐすっ……酷い……雪奈ちゃん……酷いよ……」

 ニヤニヤ顔で聞いてみる。

「嫌いになった?」

 泣きながら果梨が言う。

「好き……ぐすっ……大好き……」

「『酷い』って言ったくせに」

「それでも……好きだよぉ……ぐすっ……」


 ニコッと笑って汚れた指を舐める。

 あ

 これも間接キスかな?

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