亡き来う私を見つけて
アベリカ合衆国ジア州にベティという少女がいたが、「泣狂い」と人からそう言われていた。
彼女は毎日事ある毎に泣いていた。精神的な疾患もなく、彼女にも特に以上はないにも関わらずだ。親が営む武器屋の火薬庫の出火にて5歳で亡くなるまで、彼女のそう言った奇妙な行動があったという。
焼失した彼女の家の近くには新しくホテルが建てられたが、怪現象が後を絶たない。どこからともなく少女の啜り泣く声が聞こえるという。某日、地元で高名な霊媒師は地下倉庫にて、啜り泣くベティに対話を試みた。彼女は、口寄せでただしきりにこう言っていた。
「どうして私に気づいてくれないの」、彼女は当時、友達とのかくれんぼで火薬庫に隠れていたそう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます