第3話 2019年5月18日土曜日
K-POPの(昨年がた解散したという)KARAの「ミスター」をエンドレスで流しながらPCに向かう。
今朝(18日)はいろいろなことに出逢った。
一昨日(16日)、あてどなく早朝散歩をしていて、近所の老人会だかなんだかの集まりでラジオ体操をしているのに出くわした。
のほほんと、坂道の途中、緑のフェンスに腕をもたせかけて、陽がのぼるのを眺めていたら、なんだか広場に人が集まってくるのを見かけたので。
「自由参加ですか?」
どうなのか。実はそうであった。それなので、さっそく参加。
しかし、わたくしはヒールのサンダルを履いていた。
朝の散歩でそんなものを履いてくるなよと、思われる向きもあろうが、一応の体裁が整い、気軽くつっかけるのにちょうどよかったのである。
ところが、体操するには少し不向き。
参加カードと要項をもらい、「明日はスニーカーできます」と言ってさようならした。
NさんとOさんとご挨拶を簡単にして、また明日。
……のはずだったのだが。
あまりにも楽しみすぎて、17日、わたくしは午前3時(ジャスト!)に目が醒めてしまった。
いくら何でも気が早い。
身だしなみを整えてから、うつら~~っと仮眠。
のつもりが。
目ざめたら7時! もう、大遅刻である。
意味ない! 張り切りすぎちゃだめよ、わたくし。
というわけで欠席。
18日朝。
「ミスター」をエンドレスでかけながら、PCを立ちあげ、今朝の占い(無料)をちょっと見ると、「安易に愚痴らない」とあった。
愚痴らないぞ、と思う。
しかし、ラジオ体操後、普段の運動不足がたたって、足の裏が緊張のあまり痛みだす。
「痛い……;;」
思いっきり、愚痴る。
Nさんに挨拶していたら、今日初めて会ったKさんという人が、カラーコピーの紙面を片手に説明を始めるのでついていった。
ウォーキングがイベントとして行われるらしい。
いいなあ。
思うも、ラジオ体操で足を痛くしているのだ。
もうちょっと体力と気持ちの整理(覚悟)をつけてから、と思う。
散歩帰りに、道をちょっと変えたら、長い階段に出くわす。
途中で腰をおろして休んでいると、下の方から男の人が上がってくるのが見えた。
なにやら、耳にイヤホンをしてらして、「もうすぐ予定の時間です」とアラームがしきりとしていた。
この上へ行くのかなと思って、挨拶したら、踊り場あたりで立派な門のお家に入ってゆかれる。
ほう、ここのお家の人だったのか。
思って、歴史を感じさせる表札を確認した。
読めない。
読めないぞ、困った。
と、別に人生で困ったことが多すぎる、わたくしは思う。
すると中から先程の男性が、グレイヘアの奥様を伴って門の脇から出ていらした。
なんだろうか。
門のどこかに監視カメラでもついていて、わたくしがそこへ佇んでいるのが不審だったので追い払いにいらしたのだろうか。
思ったが、気軽く聞いてみた。
「このお名前、なんとお読みすればいいですか?」
めずらしい漢字だが、読みは普通だった。(変換にちゃんとあった)
そこへ通りがかる、おじいさんみたいな顔した立派な体躯の犬を連れた、男の人と、女性二人。
雑談して別れる。
→ 第四話「かんわいい、わんちゃんズなのよよ!」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054889629034/episodes/1177354054889633179
家の近くまで来たら、ごみ収集所のゴミが散らかっていたので、えい、烏の評判が下がっては口惜しい、と家からほうきとチリトリをとってきて掃除した。
どん兵衛の粉末スープの袋、インスタント味噌汁の具やみその入っていたであろう袋、その他、おかめ納豆のパッケージなどが見られた。
こんなゴミを出すのは、この辺の人じゃないだろう。
近くで塗装工事している、業者さんのゴミじゃないのかと疑う。
しかし、一日一善。
気持ちいい!
そして……。
今朝のラジオ体操で気がついたのだが、今日は星川中央公園で「保土ヶ谷花フェスタ」というお祭りがあるのだった。
掲示板にお知らせが貼ってあったのだよね。
で、行ったんだけど、黒船カレー南蛮がおいしかった。
お弁当を持って行ったんだけれど、食べる場所に困ったので(また困ってる)、しまっておいて400円のどんぶりのうどんをすすった。
ふふ。
こないだの16日に、近所のおじいさんに声をかけられて、一緒におしゃべりしたり、公園のベンチに腰掛けて身の上話をしたり、見晴らしのいい高台まで景色を観に行ったりした。
で、そのおじいさんがいい感じの人だったので、甘くておいしい河内晩柑をお土産に持っていくことにした。
ご家族で食べてくれるとうれしいな。
そしてそして!
フラワーアレンジメントを教えてもらって、二つほど土産に持ち帰った。
祖母が花を好きでね。
ふふ。
持って帰るのにはちょっと、大変だったんだけど、オシャレなグラスタワーに二段、カスミソウとバラとガーベラ、そして小ぶりのカーネーションをアレンジしていく。
工作みたいで楽しかった。
コーヒーカップにアレンジしていくのも体験した。
懲りない。
だが、母と祖母が、目で見て楽しんでくれれば、と。
帰り道で喉が痛いほど乾いたが、この腕に抱えた花たちも乾いているのだからと、必死で足を動かし、足の裏全体でアスファルト道路を踏みしめ、歩いた。
リビングまで帰りついたら、さっそく「ミスター」で気分をあげる。
しばらくはむこうずねが痛むほど疲労していたが、クーラーを20℃設定でつけたら、だいぶ良くなった。
が、部屋にクーラーをつけると、なぜか祖母の姿が消える。
エアコンが嫌いらしい。
消すか……。
冷えたし。
といって、温度をまず2℃あげる。
急激にこの冷たさを失うのは、大変つらいことである。
長袖の黒いTシャツにざっくりとした短いチュニックを合わせているのだ。
暑いよー?
ここで残念なお知らせがある。
汗をかいて、夏日の下を歩いてきたわたくしの、体からなんだか、ねちりとしたにおいがする……靴下は抗菌、防臭なのでそうひどくはない。
しかし、靴下をぬいだら、ゴムの跡がむくんだ足にくっきりと残った。
改善せな。
まず目標を設定し、そこへ近づくべく努力する。
これは決定事項だ。
その目標だが、さて。
と、思っていたら、ドアベルが鳴る。
近所で虫よけだかなんだかをまいているという。
玄関まで出て行ったら、お知らせだけだというので、笑顔で見送る。
たいへん眼福というか……イケメンな業者の方だった。
紺色の上っ張りに、同系色のニッカボッカ。
そしてタビ?
よく焼けた肌。
ずっと外で働いている人の証拠だ。
リビングに戻ってきたら、案の定、開け放たれたドアの前に、ほうきとチリトリをもった祖母がいて、エアコンは切られていた。
とことん、祖母はエアコンがキライらしい。
そして、目標だが。
どんどん健康になっていく、どんどん希望が増していく、というのが理想なので、体重何キロとか設定しない。
ただ、200㌔カロリーのおやつを、こんにゃくの甘辛煮に変える。
大好きなきのこを一緒にレンジであっためるとおいしい。
早く起きられた日は、散歩に行って、季節を楽しむ。
おっと、業者さんに気持ちを届けておこう。
乾燥レモン三袋と、切り出しのカステラだ。
安価で手に入れたので、ぜひ持って行ってもらう。
これからも地域をよろしくね。
さて、目標、目標……ゆっくり考えるか。
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