第2話 夢をみよう

 きっかけはココミュ。

 WEB上のサイトで、イラストや台本、音声作品を投稿することが出来る、すばらしい聖地だ。

 いまはまだ地味だが、長期的に見てこれほど、時代の最先端をいく文化もない。

(まあ、調べればいろいろあるんだろうけれど)

 編集する腕前があれば、自分ひとりでメディアミックスできてしまう。

 そんな素敵なサイトに、カクヨムでできたお友達をお招きした。

 さっそくフォローしあって、メッセージのやりとり。

 これが楽しい。


 そして、楽しさのあまり、わたくしは夢をみた。

「奇跡を産む」夢だ。


 自分は二年以内に計画進行、完結しない目標は夢だということにしている。

 これは生涯かけて追いかけていくであろう、人生のテーマだ。

 奇跡、それは人を感動させるもの。

 奇跡、それは人の心を突き動かすもの。

 奇跡、それはとても意外で信じられないような事。

 奇跡、それは人々の心に光を投げかけるもの。

 奇跡、これからの未来に、とても必要なもの。


 カクヨム&ココミュのお友達に熱く語って、ダカダカメッセージに打ちこんだ。

 お友達は、自分もアイデアを貸す、と言って、そのアイデアを聞かせて(メッセージで書き込み)くれたり、うまいことわたくしの暴走をコントロールして、妄想爆発するのをまとめようとしてくれる。

 悲しいかな。

 わたくしは妄想しているときが一番楽しい、妄想作家なのだ。


 しかしわたくしは思う。

 願わなければ、何も始まらない。

 始めなければ、何も起こらないのだと。

 起こしていくつもりである。

 この肝心なところで「つもり」とか書いてしまうところが及び腰なのだが、予定は未定だ。

 なにせ二年以上かかる夢なのだから。

 下手に計画立ててことを起こすと、小さな野望を叶えるだけにとどまってしまう。

 だから、お友達にこう言った。

「小さな野望を叶えるよりも、大きな夢に溺れよう」

 と。


 これが始まりなのである。


 しかし、なんの計画もないのでは、どう動けばいいのかわからないのも真実である。

 だから、キャラクター案をダカダカ出してしまうと、ストーリーを考え始めた。

「こんなシチュエーション入れたい」「こんなキャラどう?」

 そういうことを短時間で繰り返し、シナリオに一年、声優さん集めと編集に一年、合わせて二年でボイスドラマを作る企画を立てた。

 二年の間に、カクヨムで数々のコンテストに応募したり、寝かせた作品を推敲したりと、いろいろ忙しいが、変わらぬ友情のある限り、きっと叶えられる。

 そのための計画なのだから。


 奇跡をうむぞー!(ぉー!)

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