第6話 クソみたいなミーティング略してクソミー
みなさんの会社では、一回の会議にどれくらいの時間をかけていますか?
定例会、朝礼、クライアントとの打ち合わせ、報告会、担当者同士の打ち合わせ、ブリーフィングなど。
個人的な感覚ですが、日本では一回の会議が30分以内で終わることはほとんどないように思います。
所説では、人間の集中力は15分周期で、かつ90分が限界だと言われています。
でも15分周期ということは、90分間ずっと集中力が持続するということではなく、その間に5回程集中力が切れることになります。最後に集中力が切れたときに会議が終わるという計算で。
私は思うんですよね、そんな集中力が途切れ途切れの会議、必要なのかなと。
先日、ある会議で一人の女性が居眠りをしていたのがバレて、会議室から退出させられるという場に遭遇しました。
そのとき既に会議時間は一時間半を超えていて、議題は特になく、それぞれのスタッフがどんな作業をしているのかを報告するという会議でした。
そりゃあ眠くもなるわなあ。
ていうか起きてた私たちは逆に何なん。
日本人(特に年配の方々が多い印象ですが)は、顔を合わせて話すことに価値を置きすぎなんじゃないでしょうか。集まって、相手の顔を見たら、なんとなく話した気になってる。ちゃっかり仕事した気になってる。
私は、ボワッとした議題をとりあえず会って共有して、具体的な解決につながらないくせにダラダラそれについて長時間話し合う会議のことを、クソみたいなミーティング略してクソミーと呼んでいます。
リピートアフターミー、クソミー。
上記の一時間半超の会議は?
そう、just a クソミー。
会議をするときは、会議自体よりも「事前準備」が大切なように思います。
・何について
・自分はこう考えている
・理由は以下の3点です
・根拠となるデータがこちらです
・というわけで、やっぱり自分はこうした方が良いと思っているよ
・ご意見をどうぞ
これがしっかり準備できていれば、自分の報告なんて5分あれば十分ですよね。発表する自分も、聞く人も、集中力の範囲内で負担なく話を聞くことができる。
会議の参加者も吟味する必要があるんです。大して関係ない人をとりあえず巻き込んだところで全く意味がない。勉強のために参加したまえ、とかよく頭カチンコチンの人から言われたりすると思うんですが、そんな人の集中力は15分すら持ちません、居るだけムダ、即リリースして。
自分主催の会議だったら上記を盛り込んだ上で15分で十分会議を終えられるんですが、そうじゃないときは難しいですよね。
でもさっきお話した要点を踏まえて、15分しか集中して話を聞いてもらえないんだ!と意識するだけで、少なくともあなたの発表部分はクソミーにインクルードされなくなるんです。
とはいえ、仕事をしている以上、このクソミーを完全に避けて通れる人ってなかなかいないし、クソミーにも一応それなりの意味はあるんだろうなと感じる部分もあったりします。避けられなかったクソミーの際は、とりあえず眉間にシワを寄せながら「そうですね」をゆっくり何度も言うようにしています。
ちなみに私の敬愛するトゥウィラーのフォロワーの方が、仕事関係の愚痴をただただこぼし合う、傷の舐め合いのような飲み会のことを、クソみたいな飲み会略してクソノミーと命名してくださいました。
ここに敬愛の意を表しながら、最後にひとつ質問を。
今日の会議、クソミーじゃないですか?
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