第3話 外は春雨

春が過ぎてゆく前に、このタイトルでエッセイを書かねばと思い、急ぎ綴っています。


月曜日の朝から仕事の話をするのはイヤなので、まだゆるゆるの休日気分で綴りますので、そのおつもりで読んでおくんなまし。


春、いいですよね。


暑くも寒くもないし、窓を開けて、新緑と澄み切った空を見上げながら、とりあえず頑張ろうと気合だけは入りやすい季節というか。


春、新入生、新入社員、学校や会社など新しい環境でスタートをきる方が多いですよね。


5月も半ばに差し掛かって、あれっ私合わないかも、無理かも、やっていけないかも、ついていけないかも、辞めたいかもと思い始めた人もいるのでは。


今日は、春の陽気の中で、心の中が大雨で大変なんじゃよという人のために、ふむふむ大丈夫じゃよという、なんともゆる過ぎるメッセージをお届けしたいと思います。


わたしは、お料理がちょっとでも美味しくできると「OK店出せる」と自分を過大評価しがちなのですが、これって意外と大切なことだったりするんですね。


「自己肯定感」


自分ができることを高く評価し、プラスにつなげようとする心。


人と比べられたり評価されたり批判されたりすることが多い世の中で、誰がどう決めたんだという「普通」という基準から、良くも悪くもあなたはこうですねと簡単に判断されてしまう。


だからこそ、自分の中では自分を思い切り褒めようとする気持ちを大切にした方がいいんじゃないかなと思ったわけです。


鬱の人に、「お前だけが大変なんじゃない、みんな大変なんだ」と助言するのは逆効果だと聞いたことがあります。


確かに!って思ったんです。みんな大変なんだから、って言われても全然心が晴れないよなと。「大変」から何も変わってないよなって。


じゃあどうすればいいんだろうって考えたんですけど、結局のところ「自分を愛する」ことが一番近道のように思いました。


自分を愛するのって、意外と意識的にやっていかないとカッスカスになってくると思うんです。その状態で辛口の評価を受けたとき、それが自分の為だと分かっていても、受け入れられないし、心に刺さるだけで全くプラスにならない。周りの人にも知らない間にキツく当たってしまう。


本来は、他人の意見を素直に受け入れる前に、周りの人に優しくする前に、自分はある程度潤っていなきゃいけないんですよね。


分かっているようで、意外とできていないことだと思うんです。私も、忙しくなるとできてない。自分天才だよ大会開催できてない。


自分の心の中くらいは、自分に寛容で、オープンで、優しく、穏やかで、いつも休日で、何でも1位で天才で良いじゃないですか。


たまにはこうやって、意識的に自分天才だぞ、賞とったぞ、と思える時間を作ってあげることも大切なのではと私は思います。


その上で、注意されたことや言いたいことをもう一度考えてみて、気持ち一回オブラートに包んでトスすると、案外沈むことでも怒ることでもなかったりするかもしれない。


そうやって、自分の中のクッションを厚くしていきながら、自分にも、相手にも、「伝えたいこと」にプラスして、余裕と愛が伝わるといいなって思います。


ちなみに、心の奥底の暗い感情を思い切りしたためて楽曲にしたら「外は春雨」というタイトルでリリースしたいなと思っているんですが、取り急ぎ先日私の心の中でのワールドチャート1位を鮮やかに決めましたので、思い残すことはありません。


このあと「外は春雨」をひっさげてのラジオ出演が(心の中で)あるので、このあたりでおいとまいたします。


Stay tuned!


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