無題 2018.11.15
路面にて、花
傾斜へ、と
さかのぼる日差しに
ふくよかな、お腹
そりかえる
背骨
(景色が見えません)
髪の長さが短いと、
なんだか気の滅入る、日々には
光に眼をあてましょう。
(ああ、花、花、華、見えますか)
夕焼けに溶けた花の匂いを、
(紫陽花はきっとはちみつ)
(洗濯物はまだかしら)
(自分の足に跪いてます)
嗅いだら思い、浮かぶでしょう
影を産んだ、肉体を
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