第9話 ようやくガンブレードの登場か?
居合の構えから一瞬で魔族の眼前にガンブレードを抜き放ち寸止めした
刀身には各種補助魔法の光が走り、エフェクト効果で幻想的に輝いている
これはレナに居合のヒントをもらったおかげで増えたガンブレードの決めポーズの一つだ
多数の補助魔法も加速以外は光のエフェクト狙いで使っている
「「先輩‼︎」」
後輩達が感動して…って表情じゃ無いな?
むしろ怒り顏じゃ無いか?
「何て数の魔法を今の一瞬で使ってんのよ、しかも無詠唱で
収納魔法も訳が分からないほど改造してるし
意味の無い魔法もいっぱい使っていたでしょ
私にもちゃんと教えなさいよ…じゃ無くて
そんな事出来るんなら倒しちゃってよ!」
イリスは今の魔法が見えてたのか…?
それにしても過激だな、さっきの自爆の八つ当たりを魔族にしているな?
「先輩!、そんな無茶苦茶な構えで何てデタラメな速さの居合が出来るんですか?
眼で追うのがやっとの速さの居合を初めて見ました、今度私がちゃんとした居合を教えますから!
一緒にこの世界で無双しまくりましょう」
レナも俺の自己流居合の適当なのを速さで誤魔化してるのが視えていたのか…?
無双って、この子ってこんなキャラだったかな?
そして沈黙していた魔族が話し出した
「剣を一振りするだけで我を消滅させ得る魔力を籠めるとは…
我ら力が全ての魔族にとって、己れの欲望のままに魔力を使う貴方様は…
我は認めよう、此処に新たなる魔王様の誕生を」
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