第8話 対魔のヒロインは業界人?
「先輩だって同業者なんだから、わかって誤魔化してるんでしょ
でも、この世界って普通に魔法が飛び交っているのに今更だと思いません?
私達『対魔業界』の事を隠すのは」
そんな業界あったんだな、世間知らずな女の子と思ってたけど俺の方が世間知らずだったとは…orz
「俺は同業者じゃ無いけど?」
「まだ認めないんですね、でも一般人は得物の話しなんかしないですよ」
黒歴史がまたまた増えたよ…
「だって俺は、ガンブレードの話しならバイトの後輩の女の子にでも語りだすオタなんだよ…」
「先輩さっきから何も無い空間からローブを出したりしてるのって、こっちの世界で見た魔法ですよね?
オタって普通に魔法が使えるんですか?
確かオタって30歳過ぎてからジョブチェンジして魔法使いになるんですよね?」
「魔法なんて普通は使えねえよ!
30歳過ぎたって使えねえよ!
誰だよ、こんなデマを常識っぽく教えたのは」
「情報源は先輩ですよ」
ソースは俺かよw
「其れで、レナ達の今の状況って…
もしかしてピンチかな?」
「もちろん先輩は私達がピンチに陥ってるのを知っていて助けに来てくれたんですよね!」
「いやいや事故?偶然?
それに助けるもなにも、其処に居るイリスの方がアカデミーでの成績は俺よか上、アカデミーのトップだったんだが…」
「照れてないで可愛い後輩を救うために次元を超えて駆けつけたってちゃんと本当の事を言いなさいよ!
それに私が集中してなんとか発動する魔法を片手間で簡単に発動さしちゃう様な人に上とかトップなんて言わせないわよ
しかもその魔法なんて複雑で高度な技術が必要なのに、剣を軽くするためのだけの魔法って…
なんでその魔法に詳しいかは、別に憧れてとかじゃ無いのよ
そう、人に出来て自分に出来ないのが嫌だったからよ
別に発動出来る様に成るまで一週間徹夜で練習なんてしてないんだからね」
「イリス、なんかゴメン…
後もう喋るな、現在絶賛自爆中だから…
埋め合わせに今度練習する時は徹夜でも何でも付き合うから」
「えええっ⁉︎
先輩から私と付き合うって…
そんな急に言われても心の準備が…
でも答えは決まってるんだし…
先輩がどうしても付き合って欲しそうなので、仕方がないので彼女に成ってあげま「その付き合うじゃ無いから! 魔法の練習に付き合うって事だから!」
被せ気味に言ったけど間に合ったか?
これ以上の自爆はもたない、他の者の腹筋がw
こんなタイミングで告る奴なんて居るわけ無いだろ…
そこの魔族の方が空気読んで黙ってるってのに…
そういや魔族の魔力が急に減ってないか?
今のところ敵意は向けて来てないが、いざとなったら俺にはガンブレードが有るしなw
「そう言う訳で、この後輩達4人は連れてくぞ
邪魔するなら実力行使で推し通る!」
そう言いながら収納魔法で腰の辺りに得の部分を出現させて居合抜きの様な形で引き出した
もちろん刀身の長さ的に腕のストロークでは足りないので、収納魔法で徐々に根元側から出現させながら
しかも出現してから振り切る迄の間に加速や強化等各種補助魔法を付与しながら
そして魔族の鼻先寸前にガンブレードをピタリと止めて見せたw
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