生態ピラミッドや食物連鎖は自然の法則、宇宙の法則であり、人間以外の全ての動植物が意識、無意識に関わらず縛られているルールです。ご指摘のようにライオンが犬や猫のように多産であれば、生存のための食糧が不足し、いずれ共食いで個体調整に至るのが自然の摂理です。最近声高に叫ばれます(実際に叫んでいる学者は見たことがありませんが)が、牛一頭を育てるのには膨大な穀物飼料や飲料用の水が欠かせません。私たちが牛しゃぶや牛乳、チーズにありつくためには、膨大なコストが掛かっているという論理ですね。自然界の優れた仕組みです。で、この仕組みの素晴らしい点はバランスが崩れた時の「処方箋」まで周到に準備されていることです。一部の動物にだけ流行する病気や、生態系の頂点に君臨した恐竜を全滅させた氷河期など、全知全能の神ゼウスの意思なのかわかりませんが、確実にノーベル賞モノです(笑)。ですから、先進国に“蔓延”する「少子高齢化」は、右往左往する浅はかな人類を横目に、ゼウスは笑っているに違いありません。
きょうのまとめ:少子高齢化は、ゼウスが「パンドラの箱」に忍ばせた災いのひとつ。
作者からの返信
鷹香 一歩 様
コメントありがとうございます。
かつて、人口の抑制機能として「戦争・災害・疫病」があると聞いたことがあります。そして、これらが人類の自助努力により、それほど被害を受けなくなってきたというのも人口増加の要因の一つにはあるのかと考えています。
ここで、他作者のお名前を出すのも少し悩みましたが、「憮然野郎」さまが書かれたエピソードにもコメントさせていただいたのですが、生物は多様性を持つことにより、種の保存を行っている面があると思います。
日本人に血液型のA型が多いのは、かつて、流行った疫病に対して、A型が比較的耐性を持っていた結果なのではないかとか。
鷹香 一歩様も比較的私と近い考えかもしれませんが、少子高齢化は必然のことと思います。そして、「高齢化」した人たちが死に絶えれば(あえてこの表現を使わせていただきます)人口ピラミッドは、ピラミッド型とまでは行かなくても逆ピラミッドは解消すると思いますし、一過的なものだと思います。
それに対処する政策を持たないのは、政治家・役人の無能さの現れ以外の何物でもないのでしょうね。
今後ともよろしくお願いいたします。
編集済
結局の話、年金という制度がお年寄りを増やしていて、社会問題になってる根源なのではないか?と考えています。
ドライな言い方をすれば、歳をとって働けなくなったらそれまでの蓄えでなんとかするしかないと割り切らせて年金を無くすのがもっともシンプルな解決策であり、蓄えのない老人は生きていけないので死ぬしかないと。その結果、人口分布のバランスが保たれるんじゃないかと。むしろ労働力人口の割合が増えるんじゃないかな、と。働きたくない人は早めに稼いでリタイアすれば良いわけで、そうすればお金の循環にも好影響。
お前は働けなくなった貧困層の老人を見殺しにするつもりなのか!と思われるかもしれませんが、そうかもしれません。しかし現に今の年金制度は若者の将来を保障しないと言っているわけで、結果的に一緒というか、むしろ問題を先送りにしてこじらせているだけなので、無い方が良いと思います。老齢年金に限って言えば、ですが。
作者からの返信
叶良辰 様
コメントありがとうございます。
おお~!!過激な意見ですね!!
でも、正直私もどちらかと言えば叶良辰様よりの意見です。基本的に自分のことは自分で何とかしろという話ですよね。少なくても自分で何とかしている人を侵害しない程度で国としての役割は十分なのではないかとも思います。自助努力をしない人をどこまで面倒見ればいいのかというのは、面倒をみられる側の意見を聞きすぎれば過剰となります。
が、日本をはじめ、厄介なのは「基本的人権」というやつですね。今は、これが拡大解釈され、先日の金融庁のレポートはよく読むと「遊ぶためお金の面倒までは見れないけど、生きていくためのお金は年金で足りているよ。」というものです。「遊ぶ金はほしければ自分で用意してね。」という感じなのですが・・・(のちの話で本作でも取り上げています)
例えば海外では「ベーシックインカム」という考え方もありますし、生活保護も「一定の所得までの労働加算」のような制度もあります。日本式との優劣は今後の研究課題のような状況ですが、まだまだ方策は考えられるということなので、国や役所も現制度にとらわれない検討をしてほしいものです。
今後ともよろしくお願いいたします。