第22話

待ち合わせ場所には武瑠と星治が待っていた。 


「武瑠、星治いろいろわかったぞ。」


「こっちもわかったことがある。ここは西暦2070年だ。東京オリンピックからたった50年しかたっていないんだ。」と武瑠が、すると星治が

「帰れなくなるとまずいです。もうすぐスペースマウンテン号がきます。タイミングはずさず乗ってください。


「わかった。話しはあとからだ。」


気がつけばスペースマウンテンが止まり、僕達はどうやら元の時代に戻れたようだった。入口にいたお兄さんが同じなのを確認してほっとした。


「ちょっと疲れたな。星治、ここに入ろう。」


ミッキーマウスやドナルドダックのショーを横目で見ながら、レストランに入った。



座ると星治が一気に話し始めた。

「僕達はあの時代の政府の情報機関のシステムにはいりこめました。そこにはかなりの情報があり、過去の歴史が記されていました。


そもそも、地球の人類は宇宙人から作られています。そしてだんだん進化していく上で宇宙のサポートにより言語を学び、またさまざまな分野の技術革新はさりげない宇宙人からのサポートがあったからできたというわけです。


なにしろ顔も形も人間でも頭の中はまったくの宇宙人がどの社会にも潜り込んでいるのですから。


その宇宙人は自分が宇宙人だと知っているものも多くいるようです。


そして、次に僕達のように最近宇宙人だと知ったスターシードがいま次々と覚醒していってるのです。」



「ならどうして日本は?いや世界は変わらなかったのか?」


「それは、覚醒の人数が足りなかったそうです。

覚醒した人間の数が多ければ、覚醒した人間がすれ違うだけで覚醒していきます。


ただ闇の勢力が強ければ、追いつかないのです。


僕達は闇の勢力を倒しながら、覚醒する人間を増やしていき、地球にかけられた魔法の封印を解くしかありません。」


「昴、彩乃時間がないと言っていたサムリーの言葉がやっとわかったぞ。」武瑠も真剣な顔をしていった。


「僕達の活動はもうお遊びではないな。未来をかけて全力疾走しなければならないな。」


「はい。愛する地球を守りましょう。」彩乃も引き締まった顔で決意を見せた!

「明日から忙しくなりそうだな。まずはいったん帰るぞ。明日までに作戦を考えておくからな。」


そしてそれぞれが消えた。

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