第67話 不吉な音

ミース平原は今日も晴れていて太陽の光が心地よい良い日である。


朝最初に起きたのは葉留。


寝ぼけまなこでゆっくり目を開いた。そこには真矢の寝顔があった。


2人は顔を向き合いながら寝ていたのだ。だがまだ頭がボーとしているため少しの間真矢の顔を見ていた。


すると真矢も目を覚ましゆっくり目を開いた。2人は目が合い同時に恥ずかしい感情が込み上げてきた。


2人は起き上がり背中を向けあいさつをする。


「お、おはよう真矢」


「おはよう……」


心臓の音が聞こえてしまいそうなくらい大きく鳴っていた。


しばらくしてお互い身支度を始める。


「これからどうする?」


「昨日の夜に村の灯りが見えたの!たぶんフェオラル村だと思う、そこに行ってみない?」


「OK!さっそく向かお」


2人はフェオラル村を目指すことにした。葉留達のいる森からフェオラル村まではさほど遠い訳では無く歩いて10分から15分くらいで着く距離である。


「今日めっちゃ良い天気だな、こういう日は寝て過ごしたいなあ」


葉留は笑顔で言った。


「いや、あんたさっきまで寝てたのにまだ寝るの?」


気持ちは分からないでもないが呆れた。


ゆっくりフェオラル村に向かう2人にあの音が微かに聞こえた。


前日に戦った黒マントの使っていた銃声の音だ。


もしかしたら誰か撃たれたのかもしれないと思い音のした方に走って向かった。


すると遠くに誰かが倒れている事に気づいた。2人は急いだ。

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