戦争

第47話 戦争の始まり

いよいよグライスト王国対カタルシア城塞都市国家の戦争が始まろうとしていた。


戦場は両国のちょうど真ん中にある平原地帯ミース平原。両国の兵士や冒険者が続々と集結していた。


兵力差はカタルシア城塞の方が不利、だがカタルシア側は戦闘経験豊富な冒険者が大勢いる。グライスト側は全て兵士で埋め尽くされている。


カタルシアの騎士団長ギルベルトが自軍に向けて叫んだ。


「この戦必ず我らカタルシア国家が勝つと信じている!勝利を我らに!」


その言葉に兵士や冒険者はやる気に満ち溢れた。


グライスト王国側も騎士団長が自軍を鼓舞する。


「兵力差は我らの方が上だ!数で圧倒しカタルシア共に目にものを見せてやれ!」


グライスト王国側もやる気に満ち溢れた。


そんな中真矢と桜はどうこの戦域を突破しグライスト王国に潜入するか考えていた。


「とりあえず戦闘の流れに身を任せて戦況をの行く末を見るしかないかも」


桜はこれに同意した。


「そうだね、人を殺すとか出来ないし私は真矢を守る事を優先するよ」


真矢と桜はこのミース平原を駆け抜けその先にあるグライスト王国を目指す必要がある。迂回しようにも周りは山で囲まれていて何日もかかってしまう。


グライスト王国が戦争に戦力を注いでる今しか反逆者として扱われている2人が侵入する手段がない。


両国の戦力が集結した。まもなく戦争が始まる。




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