第31話 指名手配

3人は王宮の門番に国王に会わせてほしいとお願いしようとした


葉留「あの!俺たち国王に話があるから会わせてほしいんだけど!」


門番「・・・」


門番「お前達、よく来てくれた!これで俺は出世できる!!」


葉留達は門番が何を言っているのか分からなかった


門の近くに告示等を貼っている掲示板があった


そこにはなんと葉留、真矢が国家転覆罪の罪で指名手配されている内容の貼り紙があった


そうこの門番は2人を捕まえて自分の手柄にしようとしているのだ


それに気づいたのが葉留、真矢の後ろにいた桜だった


桜「これってかなりまずくない?!」


桜「葉留!真矢!逃げよ!」


とっさの桜の声に2人はビックリした


桜「この門番は2人を捕まえる気だよ!逃げないと!」


門番「逃がすかよ!俺の出世のために捕まってくれやー!」


門番は槍で葉留に攻撃をしてきた


だがなんとか避け桜の言う通りこの場から逃げた


門番「くそっ!大人しく捕まれば良かったものの!」


仕方なく門番は衛兵に指名手配犯が街に逃げた事を報告した


それから街はいつもより騒がしくなっていった


民「指名手配犯が街のどこかにいるらしいぞ!女、子供は家に帰らせろ!」


民「俺が捕まえて報酬をたんまり貰うぜ」


民「相手はまだ若いやつらしいぞ!気を付けろよ!」


犯人を捕まえようと武器をとるもの


凶悪犯かもしれないと家に隠れるもの


そして普段の2、3倍以上の衛兵が街を見回りしている


その頃3人は再びゴルドの武器屋に入り身を隠していた


真矢「やばいよゴルド!私と葉留が指名手配犯になっちゃったよ!」


真矢は一連の内容を焦り、困りながら説明した


桜(焦ってる真矢も可愛い!!)


ゴルド「まあそんな感じにはなるはな〜

で、どうするんだお前達はこれから?」


葉留「とりあえず今はここに居させて欲し

い...」


ゴルド「まあそれはいいがいずれここにも衛兵がくるぞ、その時匿ってやれるかどうか」


ゴルドは2人を守ってやりたいが自分にはその力が無いことを悔やんでいた


真矢「なんで次から次へとこんな辛い事ばかり起きるの?!」


と、泣き出した真矢を桜が


桜「真矢は何も悪いことはしてないよ。悪いのは全部国王なんだし」


葉留「俺たちはこれからどうしたらいいんだ

よ」


さっきまで晴れていた空が雨に変わり

夕方になるにつれ激しい雨へとかわっていった


葉留は決断を迫られていた




桜(大変な状況だけど...泣いてる真矢...尊い)

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