第32話 約束

ゴルド「お前ら!やっぱここにいたらいずれ捕まるのは確実だ。そこで提案がある」


3人は黙ってゴルドの話を聞く


ゴルド「今の弱っちいお前らじゃ衛兵にさえ負けるだろ。そこでだ!」


葉留はゴクリとつばを飲み込んだ


ゴルド「ここから逃げて、強くなるまでこの王国には近づくな!

そしていつか国王の悪事を国民に知らせ

王を社会的に抹殺してやれ!」


ゴルド「どうだ!良い考えだろ」


葉留「ゴルドすげー!それは良いし、王様にギャフンと言わせられるな!」


葉留はテンションが上がり、目が生き生きしだした


真矢「なんか考え方が子供っぽいんだけど...まあそれしかないか」


若干呆れたが、なんだか笑いが込み上げてきた


桜「私は真矢ー...

と葉留と居られたらどこでも着いていくよ(笑)」


ゴルド「よし!じゃあ俺が衛兵を呼ぶ。その間にお前達は裏口から逃げろ!」


ゴルド「あと、これはお前達にやるんじゃない...貸しておく。生きて返しに来い!」


ゴルドは店の1番の良い業物の武器を3人に1つずつ渡した


葉留「ありがとうゴルド..,必ず強くなって帰ってくるよ!」


真矢「私も!」


桜「私も強くなる!」

桜(真矢のために!)


ゴルド「じゃあなお前達!」


そう一言いうとゴルドは店の外に行き大声で叫んだ


ゴルド「犯罪者がいたぞー!!」


その声を聴くとともに3人は裏口から裏通りを全速力で駆け抜けていった


衛兵「犯罪者はどこだ!見当たらないが」


ゴルド「さっきまでここにいたんだがな〜」


衛兵「おまえ、怪しいな〜まさかとは思うが犯罪者をかくまってたんじゃないだろうな?」


ゴルド「まさか、こんなオンボロの店屋の俺が人をかくまうだなんて無理だぜー」


衛兵「そうか、それなら仕方ないな...お前を犯人隠避罪の容疑で連れていく!」


なんとゴルドは犯罪者にされてしまったが

それが分かっていたかのように

少し笑い、言われるがまま衛兵に連行された


ゴルド(神よ、どうかあいつらを守ってやってくれ。頼むぜ)

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