第30話 真実

3人はゴルドの武器屋に来ていた


ゴルド「あのな〜、ここはお前達のたまり場

じゃないんだよ」


真矢「まあまあ、また武器買うからここ使わ

せて。お願い!」


ゴルド「ったく、仕方ねーな」


ここに来たのは会話を聞かれたくないためだ


真矢と桜の経緯を葉留に説明した


葉留「マジか!桜ありがとう、真矢を助けて

くれて!」


桜「いや、私もたまたま真矢を見つけてストーカ...尾行しただけだから。」


真矢は一瞬固まった


真矢「まあいいや、それでね、私を置き去りにした冒険者が言ってたんだけど

王様の命令で私を殺そうとしてたみたいなの」


葉留「なんでせっかく活躍したのに殺されな

いと行けないんだ?」


真矢「そうなの!あの兵士長達を倒したのは

ダメだったのかな?」


3人の会話にゴルドが入ってきた


ゴルド「お前達さっきから活躍したとか言っ

てるけど、何したんだ?」


葉留と真矢はゴルドにカンナ村の事件の事を話した


だがそんな事件は知らなかった


なにかニュースがあれば城下町の掲示板に張り紙がされるはずだが

カンナ村の記事は見たことがないとの事だった


ゴルド「というかその犯人の兵士長ってたま

に訓練所にいるあいつか?」


葉留と真矢は頷いた


ゴルド「お前達厄介な奴に手を出しちまったな。

その兵士長は現国王グライスト・ヴァン・フールの息子だ」


2人はかなり驚いた


桜「なるほど、息子が事件を起こしたなんて民に言えるはずがないから揉み消したって所かな」


ゴルド「まあそういう事だな。その息子を倒したから腹いせに真矢を王の息がかかった冒険者を雇い殺そうとしたわけだ」


真矢「いやいや!私達は悪いやつを倒して事件を解決しただけなんだけど!」


2人は驚きと焦りで変な汗をかいていた


そんな真矢を見た桜は


桜(焦ってる真矢も可愛い(笑))


と思ってしまった


葉留「俺ちょっと国王に会ってくる!」


ゴルド「やめとけ!もしかしたら殺されるか

もしれねーぞ」


真矢「そうだよ葉留!やめとこ」


葉留「いや、国のトップが頑張ってる人を殺そうとするのは許せない!しかも俺じゃなくて真矢を狙うなんて!もっと許せない!」


葉留はみんなの静止を振り切り店を出ていった


ゴルド「やれやれ」


真矢「私も行ってくる!」


桜「じゃあ私も」


真矢「桜はこの件は無関係なんだから残って

もいんだよ」


桜「関係無くないでしょ、だって私達パーテ

ィだしさ」


真矢は桜に感謝した


そして急いで葉留を追った


真矢「葉留ー!待って!私達も行くよ!」


葉留「どうなるかわかんないよ?」


桜「もう少し真矢を信用しなさい!それと私

もね」


葉留「2人ともありがとう!」


3人は王宮に向かった

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