第27話 上級冒険者の力

桜 (あー、死んだ)


死を覚悟した時、正面で爆発音が鳴り響いた


その音に目を開けた


そこにはランスの姿があった


ランス「おい魔獣共!女の子1人に何匹で攻

撃する気だよ!

大丈夫お嬢...ちゃ...桜!?」


桜「ランス!なんでこんな所にいるの!?」


ランス「いや、それはこっちのセリフ!

こんな危ないとこに来るなんて!」


桜「いや、私は依頼受けて来ただけだから

ていうかその最初のセリフ デジャブだし(笑)」


2人は会って早々笑いあった


そこに仲間の2人の冒険者が来た


戦士ハリス「おいランス!笑いあってる場合じゃねーよ!邪龍がいるんだぞ!」


魔道士レオナ「その子は知り合い?」


ランス「あーごめんごめん、この子は桜。」


桜「初めまして」


ランス「で、こいつらがハリスとレオナ。俺のパーティメンバーだ!」


戦士ハリス「挨拶してる間に邪龍が攻撃モーション入ってるぞ!」


邪龍は飛びながら

口から「ファイアブレス」を放った


ランス「やばい!みんなハリスの後ろに!」


戦士ハリス「ガードスタンス!」


ハリスは邪龍の攻撃を受けたがスキルのおかげでそこまでダメージが入らない


すかさず魔道士レオナが詠唱した


魔道士レオナ「周りの敵が邪魔ね、炎魔法ファイアディザスター!」


空に無数の炎の刃が出現し

的確に魔獣や魔物に向かって飛んで行った


桜「すごい、あの攻撃を防いで周りのいっぱいの敵を一瞬で倒すなんて」


ランス「まあこいつらレベル4冒険者だからな!ちなみに俺はレベル5だけど」


ランスはドヤ顔をした


桜はランスのお気楽な性格に若干イラッとした


ランス「さあ本番はここからだ!」


ランスは武器を構え桜に


ランス「桜、スキルだけが全てじゃない。敵の急所はどこか、弱点は何か、戦闘中に見つけ出しそこを集中的に攻撃する。

スキルは大事な時に使うんだ。

俺たち、いや俺の戦闘をしっかり見ておけ」


それ聞いて桜はやっぱりこの人は私の最も尊敬する人だと再認識した


桜「負けないでよ!死ななないでよ!」


ランス「当たり前だ!」


と笑顔で答えた

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る