パーティ ルート編

第11話 戦闘に慣れろ

朝日が射しこむ頃、真矢は目が覚め大きく伸びた


すると隣に寝ていた葉留が居ないことに気がついた


部屋を見渡すと椅子に座りながら寝ていたのを見つけた


真矢「葉留、あんたどこで寝てるの?風邪

引くよ?」


その声がけに葉留が目を覚ます


葉留「おはよう〜真矢」


真矢「あんた寝相悪すぎ笑」


葉留「寝相じゃないからこれ!寝てる時に貴重品全部取られたから、今度は取られないように、すぐ起きられるように椅子で寝てたんだ」


真矢は関心してありがとう!とお礼を言った


2人は今日の予定を一緒に考えた

結果、葉留の武器をなんとか手に入れる事に決めた


とりあえず武器屋に向かった


ゴルド「まーーた来たか!というか2人知り

合いだったのか」


真矢「実はそうなの」


葉留「おじさんお願いがあるんですが!

いらなくなった剣を譲ってくれません

か!?」


ゴルド「はあ?お前に売った武器はどうした

んだよ?」


葉留はゴルドに今までの経緯を話した


ゴルド「それは災難だったな。初心者を狙う

輩はけっこういるんだよな〜」


ゴルド「だがうちにいらなくなった武器はな

い!」


葉留は分かっていたが少し落ち込んだ


ゴルド「だか、今鉄鉱石が無くなりそうなんだ。もし俺の依頼を受けてくれんなら報酬として銅剣をやるよ」


葉留「ほんとですか!!わかりました!その

依頼受けます!」


2人はゴルドの依頼を受けた

鉄鉱石は王国から東にあるマーレ洞窟にある事を聞いたのでそこに向かおうと

店を出ようとした時


ゴルド「おい葉留、そんな丸腰でどうするん

だ!前払いだ!銅剣をもってけ」


葉留は喜んだ


葉留「ありがとうおじさん!!鉄鉱石は必ず

持ってくるよ!」


ゴルド「あー!気をつけろよ」


そして2人はマーレ洞窟へ向かった


もちろん2人は初めてではないが初心者用の洞窟のためほとんど記憶にない


真矢「来たことあるけど覚えてないわーこ

こ。確か敵はゴブリンがいたような?」


ゴルド曰く鉄鉱石は洞窟の最深部に大量にあるらしい


何が出るかわからないためゆっくり進んだ


するとこちらに向かってくる足音が聞こえた


2人はとっさに岩陰に隠れた


足音の正体は棍棒を持った低級魔族のゴブリンだった


相手は1匹、こっちは2人

戦闘経験を積むため2人はゴブリンの前に出た


ゴブリン「ギャーっ!!」


葉留「仲間が来る前に倒す!」


真矢「葉留は右、私は左から挟み撃ちして倒

そ!」


葉留「了解!」


作戦通りゴブリンを挟み撃ちして攻撃をしかけた


ゴブリンは葉留に攻撃をしかけた


とっさに攻撃をさけた

ゴブリンの後ろから真矢がレイピアで切りかかる


だが武器でガードした


負けじと葉留も剣で対抗する


だがそれもガード


戦闘慣れをしていない二人は中々ゴブリンに攻撃を当てる事ができない


真矢「ぐぬぬ、やるわね!」


葉留は考えた


葉留「俺がゴブリンに攻撃を当てたら魔法を

撃ってくれ!」


真矢は頷いた


葉留は正面から戦闘を仕掛けた

棍棒で攻撃を仕掛けてくるゴブリン

それを葉留は何度も剣で受ける


イラついたゴブリンは大きく棍棒を振り上げ

力いっぱい振り下ろす


そのモーションを見た瞬間すばやく攻撃を避け、剣スキルを放った


葉留「スキル!パラライズエッジ」

【パラライズエッジ▶︎剣の攻撃が当たった敵

を一時的に痺れさせる】


ゴブリンは葉留のスキルで痺れた


その後ろから真矢の魔法攻撃


真矢「炎魔法ファイア!」


ゴブリンは炎に包まれた

そしてゴブリンは戦闘不能で倒れた


2人はようやく敵を倒した


時間は掛かったがようやく大きな一歩を踏み出した感じがした


葉留「まだまだこれからだ!気持ち緩める

な!」


真矢「当たり前じゃない!この調子でサクッ

とクリアするわよ!」


ゆっくりと洞窟の最深部へ向かった


だがこの先に待ち受ける大きな存在に2人はこの世界で生きていく事の厳しさを知る事になる

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