第8話 仕方がないから前を向く
街の端でポツンとたたずむ真矢
まだ頭が今の現実を受け止めきれずにいた
真矢「落ち着け私ー、漫画通りの展開ならここはゲームの世界で、ここはグライスト王国の城下町になるのよね」
冷静に今の状況を分析した
結果、セオリー通りギルド酒場に行き魔法戦士になることに決めた
さっそく向かうことにした
真矢「街並みはゲームとまったく同じなの
ね」
「そして毎日出入りするギルド酒場も同
じ。中はどうなってるかなっと」
ゆっくり扉を開ける
そこは酒を呑み、騒いでる人でいっぱいだった
絡まれたくないので早々に魔法戦士になる事にした
真矢「すみません、冒険者になりたいんです
けど」
ギルド受付の女性「ありがとうございます」
「職業は何に致しましょうか?」
真矢「魔法戦士でお願いします」
受付女性「かしこまりました。ではこちらの
ルーンをお受け取りください。」
真矢「ありがとうございます!これで私は魔法戦士かー、なんか変な感じ」
真矢はルーンと銅貨を受け取りそそくさとギルド酒場を後にした
真矢「冒険者になった事だし!前を向いて生
きてくしかないわね!」
現状をポジティブに受け止め真矢は武器屋へ向かった
何事もなく武器屋に着き扉を開けた
真矢「すみませーん、誰かいますかー?」
ゴルド「いるよ!ったく今日は客が多いな」
奥の方からだるそうに武器屋の店主のゴルドが出てきた
真矢「この銅貨で買える武器欲しいんですけ
ど、ありますか?」
ゴルド「.....お前もかよ!!」
真矢はびっくりした
真矢「え!?なに!?私以外にも誰か来た
の?」
ゴルド「そうだよ、お前はー、魔法戦士だ
な。じゃあ銅のレイピアでどうだ?」
真矢「それでいいよ、おじさんありがと
う!」
レイピアを無事に買った真矢は武器を試したいと思い、城下内にある訓練場を目指した
真矢「なんかワクワクするなー♪」
意気揚々と歩いていると一瞬同級生の葉留のような人が遠目に見えた気がした
真矢「あはは、まさかね、まだ頭が少し混乱してるかなー、混乱するデバフってこんな感じかな?笑」
勘違いだと思い再び歩みを進めた
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