第3話 ゲームだか...リアル

銅貨で武器を買うか防具を買うか迷っていた


葉留「やっぱり最初は周辺の敵を倒してお金を稼いでから防具を買うのがベターだよな」


武器屋はギルド酒場から少し遠い所にあるため早々に向かうことにした


歩いていると前に3人の男が葉留の向かう道を阻んでいた


ヤバそうな感じがした葉留は来た道を戻ろうとした


すると


男「待てよ にいちゃん!」


男達は不敵な笑みで葉留に近づく


男「さっきギルドから銅貨500貰ったはず

だ」

「黙って全部置いてけ!!」


葉留は焦った

こんな事はゲームでは起きた事がないからだ


葉留「さ、さすがにそれはちょっと...」


男「そうだな〜、それがなきゃ何も買えない

し、生きてもいけねーもんな」

「だが...そんなもん俺達には関係ねー

ー!!!」


男達は全力で葉留に襲いかかってきた


葉留は全力で逃げる事しかできなかった


葉留「な、なんだよこれ!!」

「こんなのゲームになかったぞ!!」


それもそのはず、ここはゲームであってゲームではない


【リアル】


なのだから


今の自分には戦う力がない

そしてもう現実世界には戻れないかもしれないと想うと寂しさや不安が頭の中を覆い

涙が溢れてきた


葉留「俺は甘かった!」

「これはゲームじゃない...これは...

リアル!!現実世界と同じ」


【死んだら終わりの世界だ】


男達から全力で逃げながら悟った


とにかく今はなんとか逃げるしかない

そして武器屋を目指す

これが今の自分のクエストだと思った


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