伝説‥21話〜リュウキの意外な弱点⁉︎
ここはオパール魔導師学園の広場の芝生の上…。
リュウキ達は話をしていた…。
リュウキ達は、神々の塔について書かれている本を、読み解くのが困難だった為に、本の通りに行く事になり、この本を借りることにした。
「ねぇ…これから神々の塔に行くんだよね…そんで、ディアス達は…これからどうするのかな?」
「ん?…ああ…俺達もクロノア達と行きたいんだが…先生達に…お前達を無許可で召喚した事で…しばらく学園から出る事が出来なくなっちまったしな…。」
「そうなると…俺達、3人で…神々の塔を探さないといけないって事になるな…。」
「私達が召喚しておいて申し訳ないのですが…そういう事になりますね…。」
「それは、構わないんだがな…ただ、このメンバーで旅をするのかと思うとな…はあ…。」
そう言うとリュウキは頭を抱え溜息をついた。
「リュウキ…どうしたのら?」
「ん?…ああ…ミク…何かな普段使わない…頭を使ったら…流石に疲れた…。」
そう言うとアリーシアがバックの中を覗くと小瓶を取り出しリュウキに渡した。
「あっ…リュウキ…それ効くか分からないけどね…飲んでみて…。」
そう言われリュウキは受け取リ、蓋を開けてみた。
「…アリーシア…何か変な臭いがするんだが…これは何なんだ?」
「あっ、それね…凄く、疲れが取れる薬なんだよ…。」
そう言われリュウキはその薬を飲もうとしていた。
「まさか…アリーシア…それって……あー…リュウキ…それ飲んじゃダメー…その薬は…。」
そう言われたがリュウキは既に薬を口に含んでいた。
「…ゲホッ…何なんだ…この薬は…てか…ん?…何か分からんが…頭がスッキリしてきたんだが…。」
「あ、あのー…その薬を飲んでも…何ともないですか?」
「んー…頭がスッキリして…確かに、アリーシアが言ったように疲れは取れたが……ん?………。」
そう言うとリュウキは急に無口になり下を向いた。
「あのー…リュウキ…急にどうしたのですか?」
「リュウキ…どうしたのかな?」
「…リュウキ…急にどうしたんだ?」
「ん?…リュウキ…どうしたのら?」
「リュウキ…もしかして…寝てるって事はないよね…。」
そう言うとクロノアはリュウキを覗き込んだ。
クロノアは何かに気づき、
「ねぇ…その薬何なの?…てか…もしかして…アルコール…入ってないよね?」
そうクロノアはリュウキを覗き込んだ時、酔っているように顔が赤くなっていた。
「んー…この薬にはね…確かに…アルコール入ってるよ…だって、これは体力回復した上にね…一時的に体力を強化できる強力な薬だから…。」
そう言っているとリュウキは下を向いていたがゆっくりと前を向いた。
リュウキは虚ろな目になっていて、
「ア‥リー‥シア…お、俺に…お前は…酒を……。」
「ふーん…でもさ…もしかして…リュウキってさ、お酒飲めないの?」
「はぁ、はぁ…うるへぃ…お、れは…酔って……なんか……はぁ、はぁ…いるわへが…ねへ……。」
「リュウキ…見てると面白いのら…喋り方変なのら…。」
そう言われリュウキはまた急に下を向き、
「…な、何だよ…ヒクッ…俺は…確かへな…ヒクッ…ゲームでへか…ヒクッ…強がれねへよ…ヒクッ…今…だって…この格好だはら…グホォッー…ヒクッ…うわぁぁー……。」
そう言うとリュウキは大きな声を張り上げ泣き出したと思うと、バタンと急に倒れ込み眠ってしまった。
「あらら…リュウキ…言いたい事言って寝ちゃったね…なるほどね…んー…録音したかったけど…残念…とりあえず…写真だけ撮っておくか…。」
そう言うとクロノアはリュウキが酔って眠っている所を写真に納めた。
それを見てルナとアリーシアとディアスは何も言えなくなった。
そしてクロノア達は、酔って寝たまま起きないリュウキをひとまず部屋に運んだのだった…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます