伝説‥11話〜着ぐるみ何着⁉︎…再び黒魔女現る⁉︎
ここはオパール魔導師学園内の図書室。
リュウキがこの学園に来てから、1日が過ぎていた。
リュウキとアリーシアは帰る方法を探す為、片っ端から魔導書や色々な本を読んでいた。
すると奥の方で、同じく本を読み調べている2人組がいるのにリュウキは気づき声をかけた。
そしてそこにいたのはミクとルナだった。
リュウキはミクを見るなり驚いて、
「…あっ⁉︎…な、何で…ミクがここにいるーーー⁉︎」
そう言うとミクはリュウキを見るなり目を輝かせながら、
「ワーーイ‼︎…リュウキなのらぁー…。」
そう言うとミクはリュウキ目掛け飛び…ピタ‼︎…っと、顔に張り付いた。
リュウキはミクを引き離し、そのまま手を離し床に落とした。
「痛いのらぁー…ヒクッ…リュウキ…床に落とすなんて酷いのら…。」
「あー…ミク…悪かったな…いきなり顔に張り付かれ息が出来なくてな…危うくキレそうになった…。」
「そうなのらね…んー…リュウキも召喚されてたのには驚きなのら…でも、知ってる人がいて良かったのら…。」
「…それにしても…こっちに来ても…相変わらず変わらないな…今日はモフウサか…しかし…ミク…着ぐるみ何着持ってるんだ?」
「んー…何着あるかなぁ…数えた事ないのら…なので分からないのら…。」
ミクがそう言うとリュウキは頭を抱え呆れ顔になった。
2人が話をしていると、側で夢中に魔導書を読んでいたルナがリュウキに気づき、
「あら…ミクのお知り合いの方なのですか?…そうなると、アリーシアが召喚した…異世界の人ですよね?」
「ああ…そうだな…俺はリュウキ…お前は?」
「私は、ルナ・バイオレットと申します…そして私が、ミクを召喚しました…。」
「んー…なるほど…猫の獣人ハーフってところか?」
「あー…はぁ…いえ、私は…猫ではなく…虎なのですが…。」
「と、虎って…いや…ごめん…可愛い過ぎて猫かと思った…。」
「えっ、はぁ…私が可愛いって…そうでしょうか…友人にはよく怖いとは言われるのですが…でも、嘘でも嬉しいです…ありがとうございますね…。」
「…ルナ…嘘じゃなく…本当に可愛いよ…。」
そう言っているとリュウキは後ろから何か嫌な気配を感じ恐る恐る振り返った。
するとそこにはクロノアがいて、
「あー…リュウキが女口説いてる⁉︎…ルナ…気をつけた方がいいよ…こいつケダモノだから…。」
「おい、クロノア⁉︎…俺は別に口説いてなんてねぇし…ケダモノって…俺は…。」
リュウキが言い切る前にクロノアはミクとルナ、そしてアリーシアとディアスも呼び写真を見せた。
それを見てリュウキは、
「…クロノアーーー⁉︎…やっぱりお前はー悪魔だー…わー…見るなー…。」
その様子を見てクロノアは、楽しんでいた。
ミクとアリーシア達はリュウキが何で騒いでいるのか分からなかった。
そうミクとアリーシア達は違う写真を見ていたからだ。
そしてリュウキは、クロノアにより更に精神的にダメージを負ったのだった…。
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