幕話 五柱教の教義

 我らは信じ、かつ告白する。


 旧新約聖典は、神々の霊感によって成り、五柱の名もなき神々を証し、福音の心理を示し、教会の寄るべき唯一の聖典なり。


 されば聖典は、≪恵み≫によりて神につき、救いに尽くして、全き知識と権能を我らに与える神の誓約にして、信仰と生活との誤りなき規範なり。


 信仰者によって啓示せられ、旧約聖典において証される唯一の神々は、全ての世界を創造せし主として顕現したもう。


 神は恵みを持て我らを選び、ただ主を信ずる信仰により、我らの自由を許して義としたもう。

 この変わらざる愛と恵みの内に、主は我らを浄めて恵みの実を結ばしめ、その御業を成就したもう。


 天に居まします我らが主。

 天地の造り主。

 その全能と恵みによって我らに愛を示したもう情熱の神々よ。


 願わくは聖名みなを崇めさせたまえ。

 救いを来たらせたまえ。


 御心の天に鳴るごとく、地にも為させたまえ。


 我らを試みにあわせず、悪より救い出したまえ。


 国とちからと栄とは、限りなく汝のもの。

 契約の箱を依り代とし、ここを主の再臨の家とす。


 教会は主の身体にして、恵みにより召されたる者の集いなり。

 教会は公の礼拝を守り、福音を正しく延べ伝え。


 主の御業と信仰を結ぶ聖礼典を執り行い、愛の信仰に励みつつ、神々の再び来たりたもうを待ち望む。


 我らはかく信じ、代々の聖徒と共に、使徒信条を告白す。


 我らは名もなき五柱の神々を信ず、聖なる共同の教徒。

 聖徒の交わり、罪の赦し、≪身体≫の蘇り、永遠とこしえの命を信ず。


 アイメン――。


                ≪■■■■■■■ ――旧新約聖典により抜粋≫

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