いつでもあなたは私の傀儡


 「良かったですねぇ。協力してもらえてぇ。」


 「チッ。こういうことを予想できたからお前に相談したくなかったんだよ。クソ。」


 「えぇ、杉田さんが困っているって話を聞いたから助け船を出してあげたのにぃ。そんなのあんまりじゃないですかぁ。」


 「ならなんでさっきあの青年のやる気を削ぐようなことばかり言うんだ。」


 「あの手の人間はああする方がよく踊ってくれるんです。」


 「何が踊ってくれるだよ。もし失敗してたらなぁどうなってたことか!」


 「まぁまぁー。杉田さんが痴態を晒すだけであなたのここでの立場が覆るんですから良い事じゃないですかぁ。もー私への貸しは大きいですからねぇ。」


 「クソッ。悪魔と契約した様な気分だぜ。」


 「えー。神様の間違いじゃないんですかぁ?ねぇ杉田さぁん。コノコノ」

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