《 第三回合同捜査会議 》 6

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 先に、捜査本部に戻ってきた、酒田巡査部長と佐賀巡査部長は、坂口浩介を撮影した映像を捜査第一課10係係長の田辺警部に渡した。

 鑑識課課長の山辺警部も集合した。



 田辺警部は

「一度見せてほしい。そのあと山辺警部に鑑識作業をお願いしてもいいかな。」

「もちろんです。」

 と、山辺警部は、答えた。


 カーテンを閉めて、プロジェクターにビデオカメラを接続して、いまいる全捜査員と鑑識班でみた。


 映像をみた、田辺警部は

「詳しい事は、山辺警部が全力で対処してくれると思っているが、この車には間違いなく銃弾に値する何かが装着されている。坂口浩介が、この連続した事件の主犯だと思っていいだろ。」

 と、述べた。

「ただ、令状を取るには、証拠として不十分だ。それに、次の犯行で現行犯では、死者が出てしまう可能性もある。あと五日。坂口浩介の行動監視を重点に置いてこれからの方針を固めていく。」

 と、発言をした。




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